教員紹介 ボルジギン・ブレンサイン

burensain.gif

ボルジギン・ブレンサイン BORJIGIN Burensain

研究室 A1-105

私はこんな講義を担当します

学部講義:
「多民族社会論B」、「異文化交流史」、「アジア文化特論C」
「移民社会論B」(Omnibus)、「モンゴル語史料講読Ⅰ、Ⅱ」
大学院講義:
「北東アジア地域史B」、「モンゴル・ディアスボラ論」

私はこんなことに関心を持って研究しています

モンゴル近現代史を専門としていますが、研究のフィルートは主として中国の内モンゴル、東北満洲など多民族居住地域とモンゴル国です。モンゴルやモンゴル系諸民族は国境を跨る民族でありますが、それぞれの国内においでも地域を跨って分散居住しています。特に中国においては、モンゴル人への政策が歴史的にも現代的に中国の少数民族政治の原点となっています。私の研究は、現代中国の民族関係の研究でもあり、現代中国を理解するための重要な視点を探るものでもあります。研究の手法としては、歴史の連続性に重点をおいた社会史に関心をもっています。日本も深くかかわった戦前と戦後の内モンゴル、東北満洲の社会の一貫性に注目し、フィルートワークを通して該当地域をいろいろな角度から解釈しようと努めています。

私のゼミ・研究室ではこんなことが勉強できます

近現代史は、歴史の当事者たちがまた生きていて語り尽くされてない部分が沢山ある研究分野です。また近現代史は、激変する現代社会の方向性によって解釈がいろいろと変わったりするきわめて流動的な学問でもあります。ここでの日々は、歴史から現代に下って学ぶのではなく、現代社会を理解するために歴史を溯って学ぶことを試みしています。

みなさんへのメッセージ

文化的背景のことなる人々が国家という一つの空間で共存するためには日頃どんなことに悩まされているのか。そして人々は如何にしてそれらの問題を克服しているのか。私はそうした多民族社会で生まれ育った経験を踏まえながら皆さんと向き合いたい。そして結局は学生諸君に海外へ出かけて行っていただき、そうした多民族社会を身をもって体験していただきたい。