アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科 中村 芽生さん

北ミシガン大学  留学生日記2

 アメリカに来て、5か月が経とうとしています。マーケットは長くて寒い冬が続くということは来る前から知っていたことなのですが、ラッキーなことに今年は暖冬で最近ようやく雪が降り始めました。毎日のマイナスな気温にも慣れ始めました。

 12月初めは、秋学期の最期となるテストがあってとても忙しかったです。私は、日頃の宿題や小テストが多かったのでそこまで大きなテストはなかったのですが毎日続いたテストやプレゼンは大変でした。テストが終わり、あっという間に冬休み。こんなに早く感じた5か月は生きてきて初めてだなと感じるほど本当にあっという間でした。わからないことばかりで戸惑い、その分からないことを質問することでさえも緊張し、授業では、宿題を把握することですら私にとっては難題で、言いたいことが伝わらなかったり、言葉にさえできないこともあったり。そんな悩みが尽きない中、毎日を少しずつ乗り越えて、ようやく毎日の生活や授業の流れも掴んできたころには、もう12月でした。日本にいたとき、とっても長く思えた10か月の留学は、考えられないスピードでどんどん過ぎ去っていきます。もう冬休みもあと10日ほどでおわり、春学期の始まりです。春学期は、リーディングやライティングの英語のクラスに加えて、歴史のクラスと中国語のクラスを受講する予定です。毎日のたくさんの課題にがむしゃらに乗り越えてきた秋学期だったので、春学期は今自分がすべき課題を冷静に判断し、積極的に物事に取り組んでいきたいと思います。残りの留学生活を大切に過ごしたいです。


 冬休みのことについて書きたいと思います。一か月の冬休みは、サンクスギビングと同様ホストファミリーと過ごしています。なんといっても、冬休みの一大イベントはクリスマス!留学前から楽しみにしていたアメリカのクリスマスは、最高でした。まず、クリスマスツリーは本物のもみの木を使います。私のホストファミリーはなんと裏庭から木を刈ってきてクリスマスツリーを立てました。また、クリスマスツリーのオーナメントにも一つ一つに願いや思い出が詰まっています。例えば、結婚記念のオーナメント、出産記念のオーナメント、誕生日のオーナメントなど。そんな文化がとっても素敵だなと思いました。

 そして何よりも驚いたのがプレゼントの量。まず靴下を家族分用意しているのは当たり前のことで、日に日にその靴下が膨らんでいきます。ちなみに私の靴下も用意してもらいました。プレゼントは、サンタさんから、お父さんお母さんから、お祖父ちゃんお祖母ちゃんから、その他親戚から友達から届いた大量のプレゼントがツリーの下にずらっと並んでいます。貰うのは子供だけでなく親も貰います。私も今までもらったことのない量のプレゼントを貰いました。サンタさんから子供に一つだけプレゼントが送られる日本のクリスマスとは大きく違います。また、料理は朝から夜まで豪華でした。パーティーも何回もあり、クリスマスイブ、クリスマス、そしてクリスマスの翌日と三回にわたって祝いました。ちなみに、まだホストファミリーの家のツリーは飾りっぱなしで、町のイルミネーションはそのままです。アメリカのクリスマスは長いです。その分、ニューイヤーはそこまで大きいイベントではないようです。

 どこかに旅行に行くこともなく、ゆったりとホストファミリーと過ごす毎日は、とても楽しいです。ゆったりと過ごしているといっても、毎日何かしらすることがあって本当に毎日充実しています。ホストファミリーを持ててよかったなと心から思います。

 あと残すところ半分。一日一日大切に過ごしていきたいです。

ホストファミリーと
クリスマスツリーとプレゼント