モンゴル留学レポート(山本さん)

国際コミュニケーション学科 山本明季さん

モンゴル国立大学

 留学出発より早くも二ヵ月が経ちました。最近は朝にマイナス10℃を下まわる日があったりとモンゴルの冬に恐怖を感じる日々ですが、こちらでの生活にも慣れてきました。今回のレポートでは、日々の生活で私が一番楽しみにしていることの一つである食事について書いてみたいと思います。というのも、こちらに来てからの一か月間はモンゴル料理に鼻も胃もやられて体調がすぐれない日もあったのですが、今月は新しいお店にトライしてみたり思い切って得体のしれない料理を頼んでみたりした成果が出たのか、おいしいご飯に巡り合うことが出来ました!!中でも一番のお気に入りがピロシキです。

 ピロシキとは、ロシア発祥の総菜パンで東欧諸国でよく食べられます。ロシアのピロシキは、小麦粉を練った生地に肉、きのこ、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツなど様々な具材を包んでオーブンで焼くか、油で揚げたものが主流だそうです。デザート系のジャムパンのようなものなどもあるそうです。生地もパン生地・練りパイ生地・折りパイ生地などがあります。ロシア皇帝ピョートル1世の時代から街中で売られていて、現在ではファストフード店で食べることもできる一般的で伝統的な料理です。

 それに対して、モンゴルのピロシキは一般的にピロシキといわれているものからは程遠いように感じます。例えば、私的ピロシキランキング第一位のмандах(大学から寮の帰り道にあるгуанз)では、手のひらより少し大きいサイズのピロシキが、ひき肉と細かい玉ねぎ入りのものと、ジャガイモだけの二種類が1800MNT80円ほど)で売られています。こちらはパイ生地ベースで油で揚げてあります。店全体の料理がロシア系なのでロシアのピロシキに近いようにも感じますが、比較すると皮が薄くてもはやホーショールに似ているモンゴル風アレンジのピロシキです。また、モンゴル二大コンビニ(どちらも韓国の企業)のうちの一つであるGS25のピロシキは、牛肉ver2000MNT)とジャガイモver1800MNT)があります。こちらはмилаяというお惣菜屋さんとのコラボ商品で油で揚げてあり皮は薄めのもっちり揚げパンのようです。

 他にも、私がよく行くтүргэн хоол(ファストフードという意味)では、モンゴル定番のホーショールやボーズ、韓国料理のキンパ(どこの店にもある)に並んで、キムチ、ジャガイモ、肉入り、ハムご飯の四種類があり(すべて1200MNT)、すべてのピロシキに米が入ったタイプのピロシキで、油で揚げられてあります。ハムご飯に至ってはパンの中にチャーハンが入ったような感じでピロシキ要素なし。

 モンゴル人の友人に訪ねたところ、ピロシキは若者に人気のファストフードで安くてボリュームがあり手軽に食べられる点がよいそう。モンゴルの人々は何でもかんでも米を入れたがるように感じる。ピロシキもそうだし、ブリトーにも大量の米が入っている。もはや主原料が米。これについて聞いてみても知っている人がいなかった。友達曰く野菜が高いのとおなかが膨らむようにらしい。

 結局私自身本物のロシアのピロシキを食べたことがないので何とも言えなくてとりとめのないレポートになってしまいましたが、今もっともハマっているピロシキについてもっと深く知りたいです。モンゴル語は確実に少しずつではありますが成長を感じます。買い物でお店の人に質問してみたり、町で聞こえる声に知っている単語が含まれていたり、と。しかしまだまだ話せずにもどかしい思いをすることばかりなので三か月目も前向きに努力する月にしたいです。目標はモンゴル人の友達と話すときに私の発言を一回で聞き取ってもらえるようになることと、お店の人の言っていることをわかるようにすることです。

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