ライトハウスプロジェクト

ライトハウスプロジェクト

 宮城県気仙沼市舞根地区。同地区は、かきの養殖や、森の保全運動を通じて豊かな海づくりに取り組む「森は海の恋人」運動で知られています。今回の津波により、漁港は破滅的被害を受け、52件あった民家のうち、44件は津波で流されました。多くの住民が今も仮設住宅での生活を続けています。
 「仮設住宅暮らしが長くなって希望を失い、舞根には戻らないという人が増えてきた。住民が集まり、地域再建を計画できる施設が必要」という住民の声を聞き、本学環境科学部環境建築学科の松岡教授が理事を務めるNPO法人エコ村ネットワーキングが中心となり、  「舞根支援グループ」が立ち上がり、「ココノマ工法」を使い、被災された集会所の代わりとなるコミュニティスペースが建設されました。
 「ココノマプロジェクト」は数年前から松岡研究室で始められていたプロジェクトで、その目的は、滋賀県産材の活用をはかり、循環型資材である木材、その中でも間伐材という、持続可能な資源でありながら、建築資材としての利用が難しかったサイズのもので地球環境を考慮した建築ユニットを開発しようというものでした。この工法では柱を使わずに建築ができるため、工期も短縮できます。
 今回この「ココノマ」工法を用いて、被災地に集会所を再建。プロジェクトに賛同した県内外の43の企業、団体の支援事業として、10月に被災地を訪れわずか10日で竣工となりました。上棟の際には「餅まき」も行われ、地元住民の方々に喜んでいただくだけでなく、各メディアからも高い評価を受けました。
 集落復興のシンボルとなる集会所を建築するというすばらしい機会になっただけではなく、今後一つのモデルとして、地元の木材で展開されていくことが期待されます。

プロジェクトについての詳細はこちら

完成した集会所
完成した集会所

PDF形式で掲載しておりますので、ご注意ください。 (最新版のAdobe Readerはこちら