【在学生・保護者の皆さまへ】後期授業における学生の学びと安全の確保のための対策について

2020年10月8日

在学生、保護者の皆さまへ

後期授業における学生の学びと安全の確保のための対策について

滋賀県立大学

 

10月1日より後期授業が始まりました。滋賀県立大学では前期は全科目遠隔授業でスタートしましたが、6月からは新型コロナウィルス感染防止対策をしっかりととった上で大学院生および4回生の研究活動のための登校を開始し、7月末からは実験・実習科目について対面授業を行いました。

そして、今月から始まった後期は、改めて感染防止対策を徹底し対面授業を再開することとしました。キャンパスでの学生生活を安心して過ごしてもらえるよう学生の皆さんの学びと安全の確保のため、現時点では次のような対策をとりながら後期授業を進めて参りますので、お知らせします。

なお、本学といたしましては新型コロナウィルス感染症の感染状況等を踏まえ、引き続き状況の変化に的確に対応して参ります。

1  後期授業は全科目対面授業で開始しました。

後期はすべての授業を対面で行うこととしていますが、各授業においては次のような感染防止対策をしっかりと行います。教員や職員からも学生にルールの順守を呼びかけます。

・教室の収容率が50%以下になるように、必要に応じ当初予定していた教室の変更を行いました。

・講義室では前後左右の間隔を開けるよう机に丸いシールを貼り、着席できる座席を明示しています。

・各建物の入口だけでなく、全ての講義室に手指用の消毒液を配置しました。

・授業中も45分に1回(1回あたり5~10分程度)の換気を行うとともに、換気のタイミングにチャイムを鳴らすなどその実施を徹底します。

・交流センターホールなど大きな講義室は入口・出口専用を設定します。

 

授業の様子(1)
授業の様子(2)
 
 

「前後左右の間隔をあけた授業の様子」

 

ホールで授業をする様子
デスクにシールが貼られている
 

    左「教室をホールに変更して授業実施」/ 右「丸いシールで座席指定」


2  新型コロナウィルス感染症に関する特別の取扱いを行います。

新型コロナウィルス感染症が原因で登校できない場合の受講機会の保障や受講できるネット環境の整備について支援します。

・次の項目に該当する場合は公欠となりますが、このうち(3)~(5)に該当しているが公欠とせず授業を自宅で受講する意思がある場合は自宅受講届を提出し、自宅で受講できます。(この場合の受講は、受講資料の提供、課題の提出、遠隔授業などとなります。)

(1)風邪の症状(発熱、のどの痛み、咳、息苦しさ、だるさ(倦怠感))

(2)新型コロナウィルス罹患者(症状あり)

(3)新型コロナウィルス罹患者(無症状)

(4)濃厚接触者(家族罹患者含む)*濃厚接触者の指定されない場合は、対象外

(5)海外からの帰国による自宅待機期間

(6)その他(大学が認めた場合)

・新型コロナウィルス感染症の拡大により遠隔授業を行うこととなる場合に備えて、各教員はその対応可能な準備をすることとし、その場合Teams等を用い行います。

・学生の皆さんに対して、今後の遠隔授業実施に備えてパソコンやLAN環境の整備を呼びかけています。なお、このような受講環境を整備することが難しい学生には、ノートパソコンやモバイルルーターの貸し出し を行います。(通信サービスの契約は各自で行ってください。)

3  キャンパス内の食堂等では感染防止対策に努めます。

どうしても学生の皆さんが集中することとなる食堂等については、次のような感染防止対策を講じています。

・食堂は、座席数を減らすとともに出入口は動線の交差をなるべく避けるため、入口・出口専用を設定し、メニューごとの列の区分とソーシャルディスタンス確保の措置(足跡マーク設置)をしています。

・昼間の食堂への集中を避けるため、学生ホールは昼の間食事専用とし、交流センターホワイエに100席の臨時の食事スペースを設けるとともに、同所で弁当やパンの販売を実施しています。

・食堂、学生ホール、交流センターホワイエの全てのテーブルには遮蔽版を設置しています。

・生協ショップにも入口・出口専用を設定し、入店人数が30名程度を超えた場合はショップの外で間隔をあけて(足跡マーク設置)待って頂くこととしています。

遮蔽版を設けた食堂(1)
遮蔽板を設けた食堂(2)
 

「座席数を減らして遮蔽版を設けた食堂(左:カフェテリア、右:ナシェリア)」

遮蔽板を設けた学生ホール
遮蔽板を設けた交流センターホワイエ
 

「昼食専用のスペースとし遮蔽版を設置(左:学生ホール、右:交流センターホワイエ)」

出入口と消毒液

「入口出口の専用設定と手指用消毒液の設置」

4  図書館の利用を確保するとともに、感染防止対策を行います。

前期は図書館の利用は遠隔授業のため限定的でしたが、後期は原則として感染防止対策を講じたうえで利用しやすい状態にします。

・図書館は以前の様に自由に利用できますが、座席数は通常の半分程度に減らしています。

・館内でのグループ学習はしばらくの間引き続き禁止します。

・図書の郵送貸出サービス、文献複写郵送サービス、図書の取り置きサービスは後期も継続します。

・なお、引き続き学内関係者以外の一般の方の図書館利用はご遠慮頂いています。

図書館
図書館の椅子
 

「図書館内の座席制限」

5  学生の皆さんの相談にしっかりと対応します。

後期から対面授業が始まるにあたり、学生の皆さんは様々な心配や悩みをお持ちになり、特に1回生の皆さんは慣れない学生生活に不安も多いと思います。本学では次のとおり相談窓口を設置 しており、気軽に相談するよう呼びかけています。

まず、ワンストップサービスの窓口である「学生支援センター」に連絡頂ければ適切な窓口につなぎます。もちろん、それぞれの窓口に直接連絡して頂いても結構です。

〇学生支援センター:    より良い大学生活がすごせるよう様々な手続きや相談。

〇健康管理室:    体調が悪い場合や健康に不安がある時。

〇学生相談室:    カウンセラーへの様々な相談。授業や生活の相談には教職員も一緒に対応。

そのほか、

〇学生・就職支援課学生係:  奨学金や授業料減免手続き、学籍相談、証明書の発行、通信機器貸与等    

〇 学生・就職支援課就職係:  進路や就職に関する相談、就職ガイダンス、インターンシップの情報提供・支援   

〇教務課:  履修、単位取得、USPoの利用、成績、教育職員免許、資格等の相談    

〇情報管理室:  Office365についての相談    

〇各教科の教員:  授業内容や受講の相談    

遮蔽板が設置された学生支援センターのカウンター(1)
遮蔽板が設置された学生支援センターのカウンター(2)
 

「学生支援センター窓口」
遮蔽版を設置しているので安心してお越しください

6  学生の皆さんへの感染防止対策の呼びかけをしています。

学生の皆さんへ感染防止対策の呼びかけについては、去る7月29日の一部対面授業の実施に合わせて、(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗い、(4)毎朝の検温、体調確認等の基本的事項に合わせて、3密(密集、密接、密閉)を避けることなどの対策を取り入れた「新しい大学生活ガイド 」や「学生の皆さんへ~自分と大切な人を守る行動をするために~ 」のルールについて徹底するよう、説明会や学生向けのメールやポスター、電光掲示板等も活用して呼び掛けてきました。

今回、後期授業が対面で行われるにあたり 、改めてこれらのルールの確認、順守を呼びかけ、「換気の悪い場所」や「人が密接して集まって過ごす空間」には集まらないこと、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所やイベント」には行かないよう引き続き注意を促しています。

また、課外活動等においても、「クラブ・サークル活動などの課外活動指針」や「近江楽座活動指針」等により、感染防止対策を徹底した上で活動計画の事前提出を求めており、継続して感染防止対策の呼び掛けや指導・助言をしています。

7  今後も引き続き、学生の皆さんの学びや安全確保等のため改善に取り組みます。

後期授業は対面授業でスタートしましたが、新型コロナウィルス感染症の拡大状況により再び遠隔授業に移行する可能性も否定できません。本学では前期授業について、学生や教員を対象にしたアンケートを実施しました。今後、これらの結果も踏まえながら前期の取組をしっかりと検証し、これからのウィズコロナ・アフターコロナの時代を見据えて学生の皆さんの学びを始めとした充実した学生生活を安心して送れるよう、引き続きできる限りの改善を図ってまいります。