CLSプログラム(重要言語奨学金プログラム)を開催します

2017/06/01

 

 CLSプログラムは、アメリカ合衆国国務省の「国家安全保障にとって重要な役割を果たす言語の人材養成およびアメリカ人にその言語を教えることができる教師の拡大」を目的とするプログラムで、世界で14の「重要言語」が対象となっており、2015年、2016年に続いて本年度も日本での開催校に滋賀県立大学が選定されました。

 CLSプログラムはAmerican Councils for International Education という国際教育・交流を専門とする機関(非営利団体)によって運営され、American Councils が全米の学生に向けて各国への派遣学生を募集し、多数の応募者の中から選抜がなされます。この度、本学でも応募者500名前後から選抜された23名が学びます。

 滋賀県立大学では、日本で唯一のCLSプログラム開催校として、学内での日本語学習や彦根市内、滋賀県内の文化施設見学、伝統文化体験、本学学生・彦根市民との交流、4週間のホームステイ及び4週間のアパート共同生活など、多彩なプログラムでCLS学生達の日本・日本文化理解に資するよう準備しています。

 今年のプログラムのテーマは「Japanese Environmentalism 日本における環境保護活動」です。

 CLSプログラムの準備は、人間文化学部国際コミュニケーション学科の教員で立ち上げられた「滋賀県立大学CLSプログラム実行委員会」が、学内の関連部署と連携を取りながら行っています。加えて、国際コミュニケーション学科の学生とその他の学科生による実行委員会も組織され、キャンプ、交流パーティー、近隣の施設見学など様々な企画の準備をしています。このような企画以外にも、プログラム運営に携われる国際交流インターン、日本語授業のティーチング・アシスタントやCLS学生にマンツーマンでつく言語パートナー活動、レジデント・アシスタントとしてアパートでの共同生活など、滋賀県立大学生が様々な形でプログラムに関わります。今年は大学の3学部に参加者が所属しています。参加の県大生は45名となっています。

研修期間     平成29年6月4日(日)~7月29日(土) (8週間)

カリキュラム内容 【授業時間】月~金曜日90分×3コマ

         【授業内容】日本語 中・上級学習、日本の文化体験と文化学習、課外活動など

主なイベント

  6月4日(日) 来日

  6月5日(月) 開講式、歓迎会

  6月13日(火) 県大生とディナーパーティー

  6月14日(水) 彦根城見学、彦根城博物館の能舞台で狂言体験

  6月21日(水) 陶芸体験

  6月23日(金) 地元学校見学(少人数グループで)

  6月27日(火) 彦根市八坂町本光寺で書道体験

  7月6日(木)~7日(金) 

  高島市針江地区生水の郷(かばた)、長浜市立湖北野鳥センター、

  米原市伊吹山文化資料館へのエクスカージョン

  7月12日(水) 彦根市民サークルの指導による浴衣着付け、江洲音頭の踊り体験

  7月19日(水) お茶の先生の指導による茶道体験

  7月28日(金) 終了式、送別会

  7月29日(土) 帰国

【本件に関するお問い合わせ先】

人間文化学部国際コミュニケーション学科

教授 ジョン・リピー

電話:0749-28-8254 (直通)

電子メール:rippey.j@shc.usp.ac.jp

(日本語で対応可能です)