俳優さんと精神看護学領域のシミュレーション演習を実施しました

トピックス 2026年07月06日

精神看護学演習では、精神的な健康課題をもつ人とのかかわりを想定し、学生が患者さんの思いや状況を理解しながら関係を築き、看護師としてかかわっていくかを学ぶことを目的としたシミュレーション演習を3回生の学生に行っています。学生は、これまでの講義や演習で学んだ知識をもとに、患者さんへの声のかけ方、距離の取り方、話の聴き方、自分の関心の向け方などを意識しながら演習に臨みました。

耳をおさえて苦しそうな統合失調症患者を演じる俳優にかかわる学生.jpg統合失調症を演じる俳優に体調を聞く学生.jpg

今年で3回目のシミュレーション演習ですが、毎年ご協力いただいている俳優の石原シンヤさんに、患者役として参加していただきました。石原シンヤさんは、演習で設定された患者さんの背景や生活、思いを丁寧に踏まえ、「この患者さんであれば、学生のかかわりにどのように反応するだろうか」という視点から役作りをしてくださっています。そのため、学生は実際の患者さんとかかわるような緊張感のなかで、患者さんの表情や沈黙、言葉の間、反応の変化を受け止めながら、自分のかかわりを考えることができます。 演習では、学生が患者さんに声をかけ、話を聴きながら、その人の思いや状況を理解しようとする姿が見られました。一方で、相手の反応を前にして戸惑ったり、どのように言葉を返せばよいか迷ったりする場面もありました。そうした体験を通して、学生は、精神看護における患者理解や関係づくりの難しさと大切さを実感していました。また、石原さんから患者役として感じたことをフィードバックしていただき、学生にとって、自分のかかわりを見つめ直す貴重な学びの機会となりました。