令和2年(2020年)新年のご挨拶<教職員向け>(2020/01/06)

令和2年(2020年)新年のご挨拶 教職員向け

滋賀県立大学教職員の皆さま

   新年、明けましておめでとうございます。

   仕事始めに際して、一言ご挨拶申し上げます。

   さて、本学では、1995年(平成7年)の開学から今年で25年目を迎えます。そして、今年は、第3期中期計画の3年目となります。これまで、どの計画もほぼ順調に推進されてきています。これもひとえに教職員各位のご尽力とご協力のおかげであり、この場を借りてお礼申し上げます。

   さて、本年の仕事を進めるに際して、心がけて頂きたいことを三つ申し上げます。

   その一つ目は、皆さんの業務が、SDGsのどの目標と繋がっているかを考えて頂きたいことです。本学のほとんど全ての業務は、教育、研究、地域貢献のどれかに関連しています。そして、それぞれは、本学が一昨年6月に行ったSDGs宣言の持続可能な開発目標であるSDGsに繋がっています。SDGsとの関連を見つけることにより、皆さんの業務の目標とその重要性が明確になるのではないでしょうか。

   二つ目は、横の連携をとって頂きたいことです。学部間、学部と事務局、事務局内の各課間などの繋がりを考えて仕事を進めて頂ければと思います。その繋がりの絆となるのが、SDGsだと思います。SDGsの何番目の開発目標が共有されるかを考えることにより、横の連携が生まれてくると思います。それは、目標が共有されるからです。取り組みの連携は大きな力となり、大きな成果が期待できると考えます。

   三つ目は、皆さんの取り組みに、学生の意見を反映させて頂きたいことです。SDGsを絆とした学生との連携と考えても良いかもしれません。学生の意見は、残念ながら、大学運営にこれまであまり反映されてきたとは言えないのではないでしょうか。学生は大学の重要な構成員であり、学生の意見を聞くことは重要と考えます。既に、授業改善を目指して、学生の意見を聞くことも始まっており、私も学生の意見を拝聴しています。是非、皆さんの取り組みの中で、学生の意見を聞くことを考えて頂きたいと思います。学生の意見を聞くことにより、教育、研究、地域貢献の取り組みの実効性が増すものと考えます。

   最後に、現在、教教分離を進めていますが、同時に本学の将来の姿についても議論を進めたいと考えています。これに関して、昨年末の仕事納めの青木副理事長からのご挨拶で皆さまにお願いされた、本学の将来像についてのご意見は、メールや書面などでお聞かせ頂ければ有難いです。

   以上のことをお願いするとともに、今年も一年、皆様にとりまして健康で幸多き年となる事を祈念して、本年の仕事始めのご挨拶とさせて頂きます。

令和2年(2020年)元旦

滋賀県立大学学長

廣川能嗣