大学院工学研究科先端工学専攻博士後期課程2回生の長田康生さんが、日本セラミックス協会ガラス部会第57回ガラス部会夏季若手セミナーで優秀ポスター賞を受賞しました
2026年10月14日
大学院工学研究科先端工学専攻博士後期課程2回生の長田康生さんが、日本セラミックス協会ガラス部会第57回ガラス部会夏季若手セミナーで優秀ポスター賞を受賞しました。本表彰は、このセミナー(2026年8月26−28日、ホテルラヴィエ川良)において行われた学生のポスター発表の中で、優れた発表を行った発表者に対して贈られるもので、37名の対象者の中から4名に授与されました。
受賞内容について
題目
希土類置換アルミノケイ酸塩ガラスの靭性上昇起源の解明
発表者
長田康生、山田明寛、松岡純
概要
モバイルデバイス等の普及に伴い、ガラス材料にはより高い強度が求められています。ガラス強度の一つの指標として"破壊靭性"があり、それを上昇させるための一つの方法として、ガラス組成への希土類元素の導入があります。しかしながら、その破壊靭性上昇の機構は明らかでなく、希土類元素導入による靭性上昇を活用可能なガラス組成は限られていました。本研究では、スマートフォン等のカバーガラスに広く用いられるアルミノケイ酸塩ガラスを対象に、その組成の一部を希土類元素で置換することで、破壊靭性上昇機構の解明を目指しました。熱物性の測定から、破壊靭性が上昇したガラスでは相分離が生じている可能性が示され、その相分離がガラスの破壊靭性上昇に寄与していることが示唆されました。現在はその構造解析や変形挙動の調査を進め、高い靭性発現の機構についてさらなる理解を目指しています。





