工学研究科材料科学専攻博士前期課程2年の山下美空さんがPESI2026でBest Poster Paper Awardを受賞しました
2026年7月23日
2026年6月28日から7月2日にかけて金沢市で開催された国際会議"Polymer Engineering & Sciences International (PESI) Conference 2026"において、工学研究科材料科学専攻博士前期課程2年の山下美空さんがポスター発表を行い、Best Poster Paper Awardを受賞しました。
PESIは、高分子工学および高分子科学に関する最新の研究成果を発表・議論する国際会議で、世界各国から数多くの研究者・学生が参加しました。本賞は、優れたポスター発表に対して授与されるもので、今回は約70件のポスター発表の中から12件が選出されました。
受賞内容について
題目
Temperature-dependent crystal structure and higher-order crystalline structure in novel long-chain aliphatic polyesters
発表者
Miku Yamashita, Hiroki Takeshita, Takumitsu Kida, Katsuhisa Tokumitsu
概要
石油由来のプラスチックに代わる高性能な高分子材料の開発は喫緊の課題であり、その際には使用後のリサイクルの容易さも重要な特徴として求められます。本研究では、ケミカルリサイクルが可能な新規長鎖脂肪族ポリエステルを対象に、結晶化温度が結晶構造および高次構造に及ぼす影響を評価し、その決定メカニズムを検討しました。熱分析、X線散乱測定およびラマン分光測定を用いた解析により、ある温度を境として結晶化挙動と結晶高次構造が大きく変化することを明らかにしました。本研究成果は、比較的長いエチレン鎖を有する高分子の結晶化の特徴に関する新規知見を与えるとともに、持続可能な高分子材料の設計・開発や、ケミカルリサイクル可能な環境調和型材料の高機能化につながることが期待されます。





