材料科学専攻博士前期課程の横山智晴さんが、応用物理学会関西支部2025年度第2回講演会において「ポスター賞(優秀賞)」を受賞しました
2025年12月12日
2025年11⽉6⽇、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで開催された応用物理学会関西支部2025年度第2回講演会「基礎研究から社会実装まで」において、工学研究科材料科学専攻博士前期課程2年生の横山智晴さんが「ポスター賞(優秀賞)」を受賞し、表彰状とトロフィーが贈呈されました。
発表内容について
題目
第一原理計算を用いた遷移金属系ダブルペロブスカイト結晶の電子構造解析
発表者
横山智晴、鈴木厚志、奥健夫
概要
ペロブスカイト結晶を用いた太陽電池は、高い変換効率を示す軽量化可能な太陽電池として世界的に注目されていますが、有毒な鉛を低減することが大きな課題の一つとなっています。本研究は、遷移金属導入鉛フリーダブルペロブスカイト結晶について、第一原理計算により光学特性、バンド構造、状態密度、光電変換効率を評価したものです。遷移元素添加による可視光領域での光吸収係数と短絡電流密度向上を見出し、ペロブスカイト結晶の電子構造制御により、光電変換効率がさらに向上する可能性を示唆するものです。




