材料科学専攻博士前期課程の甲田貴也さんが第18回有機π電子系シンポジウムでポスター賞を受賞しました

2026年1月26日

大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程2回生の甲田貴也さんが、第18回有機π電子系シンポジウムでポスター賞を受賞しました。本表彰は、このシンポジウム(2025年12月12~13日、松山)において行われた若手研究者のポスター発表の中で、優れた発表を行った発表者に対して贈られるものです。

発表内容について

題目

基底開殻一重項ジラジカロイドであるジフルオレノチオフェンをブタジインで連結した大環状二量体とオリゴマーの合成

発表者

甲田貴也・北村千寿・八木繁幸・加藤真一郎

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概要

二つのスピンを有するπ共役分子は「ジラジカロイド」と呼ばれます。ジラジカロイドは、スピンを有さない通常の分子とは異なる独特の物性を示すことから、新しい材料として注目されています。一方で、ジラジロイドには不安定であるものが多く、化学変換によって機能を拡張していくことが難しいという課題があります。本研究では、研究グループが独自に開発した安定なジラジカロイドを基本単位として,大きな環状構造をもつ分子(二量体)や複数が連なった分子(オリゴマー)の合成に成功しました。さらに、それらの分子がもつユニークな構造に由来する物性を明らかにしました。今後は、ジラジカロイドを活かして、より多彩な構造と機能をもつ分子の開発を目指します。