環境科学部 環境政策・計画学科の瀧教授が検討会委員として作成に協力した「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」が、2023年3月31日に環境省から公表されました

2023年4月11日

瀧教授が検討会委員として作成に協力した「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」が、2023年3月31日に環境省から公表されました。

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概要(環境省ホームページより)

本手引きは、Eco-DRRを推進するにあたって、そのポテンシャルがあると考えられる場所を可視化する「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成方法や活用方法を示したものです。生態系の保全・再生を図ることによって、生物多様性の保全だけではなく、防災・減災にも寄与すると考えられる具体的な場所を可視化することで、Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます。

生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR: Ecosystem-based Disaster Risk Reduction)は、生態系の保全・再生を通じて防災・減災や生物多様性を含めた地域の課題を複合的に解決しようとする考え方です。Eco-DRRは防災・減災や生物多様性の保全に寄与するだけではなく、地域に自然と触れ合う場を提供するといった社会的な効果や、エコツーリズムの実施等による経済的な効果など、幅広い社会・経済効果が期待できます。

Eco-DRRの推進は、「第五次環境基本計画」(平成30年4月)や「生物多様性国家戦略2023-2030」(令和5年3月31日閣議決定)をはじめ、各種計画に位置づけられています。

環境省では、Eco-DRRの地域実装に向けた取組を推進するため、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。