大田啓一前理事長・学長が平成30年春の叙勲を受章されました

2018/05/01
 

 平成30年度春の叙勲受章者(4月29日付け)の決定があり、滋賀県立大学名誉教授でもある大田啓一前理事長・学長が瑞宝中綬章を受章されることとなりました。

 大田啓一前理事長・学長は、平成14年10月滋賀県立大学環境科学部の教授として着任後、平成18年4月に環境科学部長、平成21年4月には副学長に任命され、平成24年4月からはその人望の厚さから本学第4代の理事長・学長に就任されました。

 就任後は、本学のミッションが「徹底した地域貢献」であることを力説し、これに沿って文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」等の採択を受け、地域志向教育と学生の地域活動の充実のほか、滋賀県を始めとする行政機関、経済団体、県内大学との連携強化を図られました。

 さらに、本学の今後の発展方向を見据えて10年後のあるべき姿を明確にし、その実現に向けた基本方針となる将来構想「USP2025ビジョン」を策定するなど、本学の将来を見据えた大学づくりに尽力されました。

 また、研究者としても、天然物有機化学、地球化学、環境化学の分野において、海外の研究者とも共同して挑戦的なテーマに取り組まれてきた結果、多くの新しい知見と自然現象に対する新しい解釈や見方を得て、それぞれの分野の進展に多大な貢献をされました。

 以上のように、大田啓一前理事長・学長が長年にわたり教育・研究の発展のため尽くされたことが評価され、今回の受章となりました。