本学大学院生が平成27年度プラスチック成形加工学会関西支部若手セミナーにおいてベストポスター賞を受賞しました

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2015/11/09
 

  このたび、工学研究科材料科学専攻博士前期課程1年の山花広樹さん(指導教員:徳満勝久教授)が平成27年度プラスチック成形加工学会関西支部・若手セミナー(大阪市立大学)においてベストポスター賞(第2位)を受賞しました。

 
■プラスチック成形加工学会関西支部若手セミナー・ベストポスター賞について
 この賞はプラスチック成形加工学会関西支部が開催する若手セミナーにおいて、学会としてその功績を認めている賞であり、本人の経歴に記載することのできる賞です。授賞式は大阪市立大学・学術情報総合センターにおいて行われ、西野孝 関西支部長より賞状と記念品が手渡されました。

■研究内容について
 本発表は、「相容化剤を用いたPE/PETの熱融着特性に関する研究」に関するのであり、現在多く用いられているLLDPE/PET系ラミネートフィルム製造に用いられている3相共押出成形ではなく、簡便な「プレス成形」でフィルム製造を可能とする基礎研究であります。本研究では、LLDPE中に最適な分子構造を有する相容化剤をブレンドすることによりLLDPE/PET界面の相溶性の向上を可能とし、プレス成形法においてフィルム接着性を向上できることが明らかにしました。

  上記研究成果は、従来には無い特性と成形加工性を賦与できる“新しい材料創製のアプローチ手法”であり、その基礎的知見の有効性と今後の用途展開への期待、更には山花さんのプレゼンテーション能力の高さが評価され、ベストポスター賞として選出されました。

授賞式の様子1  授賞式の様子2