大学院材料科学専攻の吉田圭佑さんが,「第47回日本セラミックス協会ガラス部会夏季若手セミナー」においてExcellent Presentation Award(優秀ポスター発表賞)を受賞しました

2015/08/11
 
 

   大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程2回生の吉田圭佑さんが,「第47回日本セラミックス協会ガラス部会夏季若手セミナー(2015年8月3日~5日愛媛県松山市にて開催)」においてExcellent Presentation Award(優秀ポスター発表賞)を受賞しましたのでお知らせいたします。

 本賞は,ポスター講演を行った学生発表者の中で特に優秀な学生に贈られるもので,約50件のポスターの中から日本語の発表3件と英語の発表3件が選ばれました。

■講演の概要

著者:

K. Yoshida, S. Yoshida, A. Yamada, N. Soga, J. Matsuoka, A. Errapart, C.R. Kurkjian

題目:

「Micro-Photoelastic Evaluation of Indentation Stresses in Glass Using Some Axisymmetrical Indenters」

講演の内容について: 

 傷が付きにくく,壊れにくいガラスの開発が求められていますが,ガラス表面に傷が発生するメカニズムの理解は十分ではありません。この研究では,傷発生の駆動力である変形痕周囲の残留応力に着目し,その大きさを光弾性観察法により定量的に評価することに成功しました。さらに,衝突する異物の形状により傷の発生し易さが異なることや,ガラスの種類により発生する傷の形状が異なることを実験的に検証し,その原因を考察することが出来ました。この講演は英語によるもので,米国およびエストニアの研究者との共同研究により得られた成果でもあります。

賞状