生活文化学専攻博士前期課程1年生の新井七虹さんが「令和8年度日本栄養・食糧学会学生優秀発表賞」を受賞しました

2026年7月14日

人間文化学研究科生活文化学専攻健康栄養部門博士前期課程1年生の新井七虹さんが、「第80回日本栄養・食糧学会大会」にて「学生優秀発表賞」を受賞しました。

この賞は、学生の研究を奨励することを趣旨として、大会で発表された優秀な研究に授与し、顕彰するものです。
今年度は、指導教員の推薦を受けた130名のエントリーから一次審査により候補者が43名に絞られ、さらにポスター発表による審査の結果、11名の受賞者が選出されました。

受賞内容について

題目

ナイアシン低栄養状態が初期の代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)におよぼす影響

発表者

新井七虹、横山颯太、藤垣英嗣、山本康子、齋藤邦明、辰巳佐和子、畑山翔、福渡努

発表の概要

日本では3人に1人が代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)に罹患しています。脂肪肝から炎症、線維化を経て肝硬変、肝臓がんへと進行するため、MASLDを予防、改善する対策を講じることが非常に重要です。最近の研究により、ビタミンの一つであるナイアシンがMASLDの発症や改善に関わることが明らかとなってきました。本研究では、ナイアシンの栄養状態がMASLDの発症・進行におよぼす影響を明らかにすることを目的とした研究を行いました。ナイアシンを十分に与えたマウスでは脂肪肝が生じない期間であっても、高脂肪食を摂取すると、ナイアシン不足の状態にしたマウスでは肝臓に脂肪が蓄積し、炎症・線維化の進行に関与する遺伝子が働いていることを明らかにしました。この結果は、一見、健康そうであっても、ナイアシンが不足していると脂肪肝になりやすく、炎症・線維化へ進行しやすい可能性があることを示しています。また、脂肪肝から始まる肝疾患の進行を早めないためには、ナイアシンの栄養状態を良好に保つ重要性を示しています。

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