人間看護学研究科助産学部門修了生の鵜野碧海さんが第67回日本母性衛生学会で最優秀演題賞を受賞しました!
2026年10月19日
2026年10月9日・10日に大津市民会館および琵琶湖ホテルで開催された「第67回日本母性衛生学会学術集会」において、本学大学院博士前期課程の修了生である鵜野碧海さんが、口演発表「トランス男性の月経にまつわる経験の多様性:複線径路・等至性モデル(TEM)を用いて」(共同発表者:板谷裕美、古川洋子、松原千晴)により、最優秀演題賞を受賞しました。
本賞は、2日間にわたって行われた357件の一般演題発表の中から、特に優れた研究成果を発表した研究者に贈られるものです。今回は、月経経験のある成人トランス男性を対象にインタビューを実施し、複線径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model:TEM)を用いて丁寧にデータ分析した点が高く評価されました。
研究では、トランス男性が幼少期から自身の性別に関する違和感を抱き、月経を女性の象徴的な出来事として捉える中で、月経によって自分が女性であるかのように感じさせられる経験をしていることが示されました。また、こうした経験が深刻な心理的苦痛につながり、死を考える人もいることが報告されました。
さらに、当事者コミュニティとの出会いが、さまざまな人の生き方に触れ、自身に合った月経への対処方法を選択していくうえで、重要な転機となることが明らかになりました。
すべての人々のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)の普及・推進に向けて、鵜野さんの今後ますますのご活躍を期待しております。





