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近江環人 地域再生学座

 

○ 近江環人ホームページはこちら
○ 近江環人地域再生学座リーフレットはこちらからご覧いただけます。

1. プログラムの目的

近江環人  「近江環人地域再生学座」は、湖国近江の風土、歴史、文化を継承し、自然と共生した美しい居住環境、循環型地域社会を形成するために、行政、企業、NPOなどそれぞれの立場で地域再生のリーダーとなる資質を有した人材として「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」を育成し、地域のニーズに応えることを目的としています。
 「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」は、滋賀県が目標とする持続可能な地域社会の構築をオーガナイズするあるいは地域文化・資源を生かしたまちづくり・地域おこしをコーディネートする新たな職能として提案するもので、琵琶湖を中心に湖南・湖東・湖西・湖北それぞれの地域が抱える環境、文化、社会、暮らしの課題を正しく認識するとともに、地域診断からまちづくり(コミュニティ活性化、環境改善、市街地再生、地域文化育成等)などそれぞれの専門性の上に、複数分野に関わる課題を横断的、統合的に捉える知識、能力、経験を有し、行政、企業、NPOなどそれぞれの立場で地域再生のリーダーとなる人材として育成することを目的としています。

2. 人材養成プログラムの内容

(1)人材養成コースの種類

 人材養成は、大学院博士前期課程修了(修士)と合わせて、コミュニティ・アーキテクト(近江環人)の称号を付与するAコースと、学位に関わらずコミュニティ・アーキテクト(近江環人)の称号を付与するBコースの2コースによって行います。
 Aコースでは、滋賀県立大学大学院各研究科(環境科学研究科、工学研究科、人間文化学研究科)の大学院博士前期課程に、「近江環人地域再生学座」が担当する共通の基幹科目を新設し、その新設科目を含めて、各研究科が規定する科目および単位(30単位以上)を取得することによって所属する研究科の学位を授与します。また、新たに創設する試験に合格した者に「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」の称号を与えます。
 Aコースの修了年限は2年としますが、別に定める規程の条件を満たした場合、1年に短縮することができるものとします。
 Bコースでは、リカレント教育や地域マネージャーの育成などの地域ニーズに応えるために、地域再生に関わってきた人材又は今後関わる意志のある人材を新たに定める募集要項によって募集し、育成します。Bコースは、「近江環人地域再生学座」が認定する講義を科目等履修生として受講し、新たに創設する試験に合格した者に「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」の称号を与えます。Bコースの履修年限は1年とします。
○ 別表1 募集対象
○ 別表2 Aコースの学位取得に必要な単位数

(2)新設科目

Ⅰ 地域再生学特論 2単位
 琵琶湖を中心に継承されてきた滋賀県固有の歴史・文化・自然を基盤として、 生きた地域再生学を学ぶために、「地元学」の観点から「近江八幡」「彦根」「長浜」「高島」「大津」を教材化し、それぞれの街や地域で、行政或いは専門家とし て地域をとりまとめてきたリーダーによる実践的講義を通して、「コミュニティ・アーキテクト(近江環人)」の職能と役割について学ぶ。
Ⅱ コミュニティ・マネージメント特論 2単位
 まちや地域のダイナミックスを作り上げている「人的、文化的、自然的」リソースに着目し、それらをうまく活用する社会的、制度的、経済的な仕組みを理解し 活用する方法について学ぶ。
Ⅲ エコ・テクノロジー特論 2単位
 サスティナブル・デザインに必要な、省資源、省エネルギー、自然エネルギー、パッシブソーラー、水質浄化などの環境技術について、(1)自然エネルギーによる創エネルギー(2)居住設備とパッシブソーラー(3)地球環境モデル地域創出のための環境技術として体系的に学ぶ。
Ⅳ 地域診断法特論 2単位
 地域における人間、文化、環境、およびソフト、ハードの課題を、さまざまな側面にわたる調査データおよび既存データを駆使して読み解く技術を示すとともに、地域の現状を地域に即して分析、評価するための手法を示す。
Ⅴ コミュニティ・プロジェクト実習Ⅰ 2単位
 教員の指導のもとに構成されるプロジェクトチームの一員として、滋賀県内の特定地域における実際の課題に取り組み、地域と連携してその解決策を探り、地域に対して提案を行い実践する。
Ⅵ コミュニティ・プロジェクト実習Ⅱ 2単位
 エコ・テクノロジー特論において学んだ内容を実践的に修得することをねらいとし、主にサスティナブル・デザインに必要な自然エネルギー利用技術、パッシブソーラーを取り入れた木造建築技法などについて課題を抽出し、その解決能力を養う。
○ 別表3 検定試験科目

コミュニティ・アーキテクト(近江環人)とは

 湖国近江の風土、歴史、文化を継承し、環境と調和した循環型地域社会を形成するために、地域診断(環境、防災、土地利用、景観、資源、エネルギー等)からまちづくり(コミュニティ活性化、環境改善、市街地再生、地域文化育成等)への展開をオーガナイズする新たな職能として定義し、滋賀県立大学が称号を付与します。
○ 別図1 近江環人地域再生学座教育プログラム
○ 参考 新設科目シラバス

地域再生学座が生まれた経緯

 滋賀県は、「環境こだわり県」として、環境に配慮した持続可能な地域社会の構築をめざし多くの施策を展開するなかで、琵琶湖を中心に形成された環境の保全や、大津、草津、近江八幡、彦根、長浜など、歴史、文化を継承するまちづくり、湖東、湖西ほか農業、林業を支える地域の振興、地場産業の育成や新産業の導入による産業基盤づくりなどに取り組んできました。これまでの実績の上に、循環型社会の構築によって地域再生と環境改善を実現していくためには、滋賀県の環境、経済、文化、暮らしをあり方を地域からの発想と行動で変えていく必要があります。水質保全、省エネルギー、省資源、スローライフなど、環境への負荷を軽減し、持続性のある県土づくり、地域づくりに県民あげて取り組む上で必要となるのは、地域、企業、行政などそれぞれの立場で地域の現在を捉え、近未来を展望しつつ地域再生に寄与する人材です。
 こうした中で、内閣府は、地方分権化社会の到来に対して「地域再生のための人づくり・人材ネットワークづくりの促進」を重要な施策として位置付け、平成18年2月、地域の大学の活性化・活用による地域再生への取組みを推進するための「地域知の拠点再生プログラム」を公表しました。これを受けて各省庁から人材育成等にかかる新規施策が打ち出されましたが、本学は、行政と大学が連携して地域が必要とする人材を育成するための事業として文部科学省が創設した「地域再生人材創出拠点の形成プログラム」を選択し、申請した結果、平成18年5月に事業として採択されました。

 
 

別表1:募集対象

コース 募集人員 対象 修了年限 修了単位 学位 称号
Aコース 若干名 大学院一般選抜
および
社会人特別選抜
2年
(1年)
*1
30単位以上
*2
修士 コミュニティ・
アーキテクト
*3
Bコース 若干名 上記以外
(科目等履修生)
1年 12単位 コミュニティ・
アーキテクト
*3
 

*1(  )内は、所定の要件を満たした場合の修了年限の短縮を示します。

*2修士の学位を取得するためには、各研究科の必修科目、選択科目と併せて、別表に示す「近江環人地域再生学座」の新設科目(必修12単位)を含む30単位以上の単位修得が必要となります。

*3「コミュニティ・アーキテクト」の称号は、修了・履修に必要な単位を取得した上で、(3)に示す検定試験科目に合格することが必要です。

 
 

別表2:Aコースの学位取得に必要な単位数

研究科名 専攻 コース・研究部門 研究科科目単位 学座単位 合計単位
環境科学 環境動態学 生物圏環境
生態系保全
生物生産
18単位
以上
12単位 30単位以上
環境計画学 環境意匠
地域環境経営
18単位以上 12単位 30単位以上
工学 材料科学 無機機能材料
高分子物性・複合材料
高分子化学・環境材料
22単位以上 12単位 34単位以上
機械システム工学 エネルギー工学
設計工学
生産工学
24単位以上 12単位 36単位以上
人間文化学 地域文化学 日本・地域文化論
アジア・地域文化論
考現学・保存修景論
24単位以上 12単位 36単位以上
生活文化学 生活デザイン 24単位以上 12単位 36単位以上
健康栄養 30単位以上 12単位 42単位以上
人間関係 24単位以上 12単位 36単位以上
 
 

別表3:検定試験科目

科 目 内 容 備考(関連講義・実習)
Ⅰ 近江歴史地理文化基礎検定 滋賀県の自然、歴史、文化、産業、暮らし等に関する地域情報、科学技術、施策などについて基本的な知識を問う。 地域再生学特論
コミュニティ・プロジェクト実習1
Ⅱ コミュニティ・マネージメント検定 滋賀県の地域が抱える課題とその解決手法について、問題発見から合意形成までのプロセスとハード・ソフト技術について問う。 コミュニティ・マネージメント特論
コミュニティ・プロジェクト実習1
Ⅲ エコ・テクノロジー検定 持続可能な地域社会の建設に必要な環境技術(資源及びエネルギー循環から自然再生まで)について知識と技術を問う。 エコ・テクノロジー特論
コミュニティ・プロジェクト実習2
Ⅳ 地域診断法検定 滋賀県の地域特性にもとづく土地利用、安全防災、環境計画に必要な知識と診断に必要な基礎知識及び技術を問う。 地域診断法特論
コミュニティ・プロジェクト実習1
 
 

別図1:近江環人地域再生学座教育プログラム

近江環人地域再生学座教育プログラム
 

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