生活デザイン学科

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人々の身近な暮らしに眼を向け、そこに潜むさまざまな問題や、生活環境をデザインという視点で考えていきます。特に生活のなかでの人とモノ、空間やその営みとの関係に注目して、考現学的調査分析を基礎に学んでいきます。住居、道具、服飾、構想の4つの専門領域を横断的に学びながら、地域社会のなかで、ものづくりやデザイン企画開発、研究という専門分野で活躍、貢献できる人材を育成します。

人材の養成に関する目的 アドミッションポリシー カリキュラムポリシー ディプロマポリシー

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学びのポイント

変わりゆく生活をよく見つめ、そこに望ましい生活環境を形づくっていく行為が「生活デザイン」です。本学科では、生活の中での人間とモノとの関係に注目し、その現状を観察・記録する考現学的調査を推進しており、それを基礎に住居や道具、服飾のデザインを学び、新しい生活の創造を目指しています。生活に関わるさまざまなデザイン分野の専任教員や学外の専門家による講義や各分野ごとの演習を通して、自ら問題を発見し、解決策を考え、表現する力を養っていきます。

  • ポイント1

  • 幅広くデザインを学ぶ

    幅広い分野構成から自分の最も興味のある分野を見つけだし、専門的に学んでいくことができます。

  • ポイント2

  • 個別的・個人的に指導

    実技科目では10数名のクラスを複数の教員で指導することも。少人数での学びが特徴の一つです。

  • ポイント3

  • フィールドワーク重視

    生活・生産のフィールド(現場)との関りを重視しており、企業や自治体のデザイン関連プロジェクトに積極的に参加します。

学びのステップ

1年次 生活科学や生活文化学の基礎を学ぶ

専門科目の例 考現学概論、消費生活論、人間行動論、マーケティング論、比較住居論、比較道具論、比較衣装論

1年次~2年次 デザインの基礎的技法を身につけ、生活デザインの視点を学ぶ

専門科目の例 デッサン法、生活造形基礎実習、プレゼンテーション技法、基礎設計製図、基礎服飾デザイン、 生活デザイン論、社会調査論、生活素材論、人間工学、色彩学、消費科学、デジタルデザイン演習、タイポグラフィ、デザイン思考

2年次~3年次 住居・道具・服飾・構想デザインの理論と実践を学ぶ

専門科目の例 住空間デザイン、構造計画、住環境論、建築法規、構造力学、道具計画論、現代産業デザイン論、服飾デザイン論、服飾造形論、服飾環境論、色彩学演習、 住環境設計演習Ⅰ~Ⅲ、近代デザイン史、視覚伝達デザイン、ソーシャルデザイン論、サービス・システムデザイン論、構想デザイン演習Ⅰ~Ⅲ

3年次~4年次 ゼミに所属し卒業研究に取り組む

専門科目の例

生活デザイン論演習、卒業制作/卒業論文

専門科目の例

道具デザイン演習

1

日常で使われる道具に着目して、 それぞれのデザイン開発手法を実践的に学んでいます。

住環境設計演習

2

実際の空間生成体験から、 住空間の設計やデザイン手法をより深く学んでいます。

研究分野

道具デザイン領域

現代日本の生活実態の諸相の観察・分析から、今後どのような生活道具が必要とされるのか、どのようなデザインがなされるべきかを考えます。

印南 比呂志 教授
徐 慧 講師

住居デザイン領域

住空間を中心に、その周辺空間も含めて調査・考察し、基礎的なインテリア空間から、公共・地域性をもつ建築・都市空間までを各自設計制作を行い、空間設計に求められる理論や技術を体得します。


宮本 雅子 教授
藤木 庸介 教授
佐々木 一泰 講師

服飾デザイン領域

服飾に表される流行の特性、構成理論、体形との関係、素材や色彩の効果を学び、服飾デザインの役割を論じる。そして服飾デザインにおける機能性や審美性について考えます。

森下 あおい 教授
横田 尚美 准教授

構想デザイン領域

より良い生活や社会の姿を描き、それらを実現する仕組みや枠組みをデザインする技術と知識を身につけます。

山田 歩 准教授
印南 比呂志 教授(兼担)

TEACHER'S VOICE

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生活デザイン学科では、1年次は生活に関わる基礎的なデザインについてを学び、その知識を生かして住居、道具、服飾の中から自分の興味のある分野の専門性を高めていきます。このように各分野のデザインについて、幅広い視野を持つことができるのが本学科の特徴です。

人間文化学部 生活デザイン学科長
藤木 庸介 教授

CAMPUS LIFE

STUDENT'S VOICE

人間文化学部 生活デザイン学科
4回生
吉川 大空さん
(三重県立四日市南高等学校 出身)

一日のスケジュール(例)

8時30分 通学
9時00分 【1限 】デジタルデザイン演習
10時40分 【2限】生活デザイン論演習
12時10分 昼休み
13時10分 【3限】道具デザイン演習
16時30分 【5限】一般構造
18時00分 課外活動

資格・キャリア

取得可能な資格一覧

  • 教員免許〈中学校教諭一種(家庭)/高等学校教諭一種(家庭)〉
  • 学芸員資格
  • 二級建築士受験資格※1
  • 木造建築士受験資格※1
  • 社会福祉主事任用資格
  • インテリアプランナー登録資格

※すべての資格は、大学が定める所定の科目を履修し、単位を修得する必要があります。
※1 実務経験0~2年以上必要

主な進路 (2020~2022年度)

就職先 (株)ワークホームズ、(株)電通九州、アイリスオーヤマ(株)、(株)東京インテリア家具、(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構 など
進学先 滋賀県立大学大学院、京都工芸繊維大学大学院 など