アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科  野々村 清華さん

アメリカ スカジットバレーカレッジ

 残すところあと一か月となり、そろそろ帰国のことを考えるようになってきました。周りの友達ですでに帰国し始めている子もいるので、日本に帰りたいなと思う気持ちもありますが、今はここを去るのが惜しい気持ちともう少しこちらに滞在していたいと思う気持ちの方が強いです。最近は午前中に授業を受け、昼からは課題をしたり、友達と運動したりしてゆっくり過ごしています。前学期に比べると課題の量やテストが多いので、大変ではありますが頑張っていきたいと思います。今はちょうど中間考査の時期なので今週末は勉強に追われることになりそうです。

 さて先週は友達とシアトルにマリナーズの試合を見に行ってきました。野球は全く詳しくないのですが、本場のメジャーの試合が大きなスタジアムで見れてとても思い出に残る貴重な経験になりました。イチロー選手は残念ながら実質の引退ということで見られなかったのですが、大谷選手を近くで見ることができ、この日大活躍だったので興奮しました。日本人のお客さんもとても多く、またアメリカ人が大谷選手の名前を叫んでいるのを聞くと誇らしい気持ちになりました。アメリカ人の選手はがたいも大きかったですが、大谷選手はその中でも身長が高くて、生で見るのは違うなと感じました。野球好きの友人はとても楽しそうで、みんな少年に戻っていました。日本で野球の試合を見に行ったことがないので、比較はできないのですが、お客さんの熱量や盛り上がりはすごくて、野球が分からない人でも充分楽しめるなと思いました。ワシントン州に住んでいるからには、居る間に一回はマリナーズを見ておきたかったので、帰るまでに実現させることができよかったです。

 しかし、こちらに来てからまだ唯一慣れないことが食べ物に関しての感覚の違いです。試合が終わった後、座席の下には大量のポップコーンやフライドポテトが散乱していて悲しい気持ちになりました。本当にすごい量で、ごみ箱に廃棄するという感覚がないことにも驚きますが、私には何より食べ物が粗末に扱われているようで嫌な気持ちになりました。日本人的な感覚だと食べ物を地面に置いたりすることでさえ少し抵抗があるように感じるので、こちらに来て何が一番驚いたかといわれればこの感覚の違いかもしれません。

 ようやくワシントン州も雨続きの天気が終わり、最近は毎日晴れていて気持ちのいい日が続いています。マウントバーノンは田舎ですが、きれいな自然に囲まれているのがいいところです。ルームメイトがアウトドアで活発なこともあり、最近は湖や川に遊びに行くことがとても多くなりました。まだ泳ぐには寒いですが、自然の中で本を読んだりするだけでも癒されるので、この時間の使い方がとても気に入っていますし、いろいろなところに連れて行ってくれるルームメイトには感謝しています。残り少ない期間ですが、たくさんの人と関わり、思い出をたくさんつくって帰国したいと思います。

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