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中国留学レポート

環境政策・計画学科  島津 美玖さん

中国 湖南師範大学

 中国に到着してから半年が経ちましたが、ここで夏休みまでの半年間を振り返ってみようと思います。

最近はというと、夏休みが終わって新学期の準備が始まり、新しいクラスでの授業を前に少し緊張感があります。夏場の気温が40度近くもあった長沙も日に日に涼しくなり、9月の今は一番過ごしやすいです。

 長沙に来て間もない頃、慣れない生活にあくせくしていたのはほんの一週間ほどでしたが、授業に関して言えば先生方の指示すら理解できず、一年間こちらで勉強することに対して漠然とした不安を覚えました。そのような状態からようやく要領を掴んで来た頃、体調に異変がありました。突然膝が痛み出し、一向に治らないので中国の方に病院に付き添ってもらったところ、入院を勧められてしまいました。結局近くの病院で手術をして二週間後に退院し、数回の通院を経て今は普通の生活を送っていますが、あの時期は、勉強が遅れることに対する焦りや、お金のことや入院中の中国人との会話、海外での手術に対する不安が毎日尽きませんでした。

 良くないことを書いてしまいましたが、もちろん楽しい経験もたくさんしました。高校で日本のアニメなどのアフレコ大会があり審査員として招かれたり、大学で開催された日本語の歌コンテストの司会を依頼されたり、他には湖南省のテレビ番組にも出演しました。
 こちらでは、中国の方と日本の文化を通じて交流する機会が非常に多いです。喫茶店で日本の歌の中国語カバーが流れていたり、文房具屋で平仮名・カタカナを目にすることも多く、こちらでは私たちが考えるよりも普段の生活の中で日本の文化に馴染みがあるのではないかと思います。しかし、反対に日本で中国の文化に触れる機会はあまりないので少し残念に感じました。これは、中国に来てみて初めてわかったことです。

 中国語の能力試験HSKの4級を取得したあと、滋賀県立大学より一ヶ月早く始まった夏休みには、中国で出会って仲良くなった友人の家に一ヶ月間遊びに行きました。夕食の後に散歩に出かけたり、みんなで大きな西瓜を食べたり、中国の生活を良く知ることができました。友達は日本語を勉強中ですので、お互いに日記を書いて添削しあったり、日中の料理を一緒に作ったりもして毎日本当に楽しく過ごしていました。
 しかし、親戚の方から日本のことについて尋ねられた時に言いたいことを説明できなかったり、中国人同士の会話についていけずずっと黙り込んでしまったり、今きっと嫌な思いをさせてしまったな、と苦い思いもたくさんしました。
 また家には小学生の弟がおり、初めは私がお世話されるばかりでしたが、一緒に遊ぶようになり、言葉が通じることがとても楽しいと思うようになりました。
他にも友人のおばあさんの家や張家界・鳳凰にも遊びに行き、この二ヶ月は、過去に15回ほどあった中で最も思い出に残る夏休みでした。

 残る半年間、さらに成長して日本に帰ることができるよう、一日一日大切にしながらこの国でできることを吸収していこうと思います。

毛沢東
長沙の花火
 
千羽鶴
 
 

 

滋賀県立大学

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