オーストラリア留学レポート

国際コミュニケーション学科 小島 早智 さん  留学レポート2

オーストラリア シドニー工科大学  

5月に入り、日本が暖かくなるのとは逆にオーストラリアはどんどん寒くなってきて、不思議な気分を味わっています。私はニットを着ているのに、街にはまだ半袖やキャミソールの人がいて、外国人との体感温度の違いを感じています。

〇授業について
 私はオーストラリアに来る前にTOELの点数が学部で授業を受けることのできるラインに達していなかったため、Australian Language And Culture というコースでIELTS対策や、英語でオーストラリアのメディアや仕事環境について学んでいました。しかし6月の初めに受けたIELTSで基準をクリアすることができたので、次のセメスターからは学部の授業に移ることができるようになりました。日本ではTOEFLを受けていましたが、オーストラリアでIELTSを受験することにした理由はIELTSの勉強の方がやりやすく感じたことと、周りの人からIELTSの方が簡単だと言われたからです。学部に入るためのIELTSの基準は学部にもよりますが、writing6, overall6 以上の場合は学部の授業+英語の授業1つ、writing6, overall6.5以上の場合は英語の授業はとる必要がありません。私はoverall6.5とれたので英語の授業はとる必要がないのですが、セメスターが始まっていない今から学部の授業についていけるか不安でいっぱいです。まだ何学部に入るかも決めていないですが、どの分野を勉強するにしろ、次のセメスターが始まるまでに自分の弱点であるスピーキングと語彙の少なさを克服したいと思います。

〇評価
 オーストラリアのアセスメントはよい方から順にHD,D,C,P(ここまでが合格)/Z(不合格)というふうに評価されます。先生によって評価が厳しい、厳しくないがわかれます。私が受けていたコースではそこまで大変ではない課題がたまに出される程度でした。しかし3科目中、2科目の最後の授業でプレゼンテーションを行わなければならなかったので、プレゼンテーションが苦手な私にとってはとても苦痛でした。でもプレゼンテーションや発言することに慣れたいと思います。

 しかし最後のテストが終わると、1セメスターだけの留学生はそれぞれの国に帰ってしまうので、別れがとても寂しいです。外国人にしても日本人にしても、偶然同じ時期に同じ場所に留学して出会えたという出会いを大切にしていきたいと思います。次のセメスターはラストのセメスターとなるので、今期のセメスターより積極的に行動していきたいです。

〇料理
 私たちの学校、寮には食堂でのミールプランなどはないので、ごはんは自分で料理を作るか、外食するかになります。オーストラリアは物価が高いのでみんな基本的に自炊をしています。近くのショッピングセンターには食材を買うことのできるスーパーが3つも入っているので、値段を見比べたりしてなるべく節約を心がけています。
 シドニーは多文化国家なだけあってレストランがとても充実しており、私の寮の近くにはマレーシア料理、中国料理、メキシコ料理、ベトナム料理、ハンバーガーなどのファストフード店など様々な国の料理を楽しむことができます。場所によってはなかなか値段が張るところもあるので頻繁に行けるわけではないですが、こちらにいる間にたくさんの国の料理を楽しみたいです。

〇Vivid Sydney
 5月の終わりから6月の半ばまで開かれているvivid Sydneyに行ってきました。毎年行われているそうで、ハーバーブリッジがライトアップされたり、街のいたるところに光のモニュメントが飾られたり、オペラハウスや様々な建物にプロジェクションマッピングが施されたり、シドニーの冬を盛り上げてくれていました。本当かどうかはわかりませんが、寒くなって人が外出するのをためらうため、外出を促進するために行われているのではないか、と友達が言っていて、納得しました。オペラハウスなどがあるサーキュラーキーはすごく混雑していて、一緒に行っている人とはぐれたら二度と会えなさそうなぐらい人が多かったです。
 日本にいるときはどこにいくにも電車、バス、自転車を利用していましたが、こちらにきてからは基本的に3.40分くらいならバスにも電車にも乗らず歩くようになったので、健康的に過ごせているかな、と思います。シドニーでは自転車に持っている人はほとんど見かけません。

 これからも少しずつ寒くなると思いますが、風邪をひかないようにシドニーでも生活を楽しみたいです。

Vivid SydneyVivid Sydney
Vivid Sydney2Vivid Sydney2