アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科  竹原 健二さん

アメリカ オーバーン大学 モンゴメリー校

 オーバーン大学に来てから2か月以上が経ちました。最初の2週間はとても長く感じました。それは退屈だったとか、暇だったからでは決してなく、むしろ逆で、一日一日いちいち文化の違いや、景色など、いろんなことに驚かされて、感動して、楽しんで、疲れて、という充実した日々を過ごせたからです。この2週間は本当に私の人生の中で一番新鮮で感動的でした。とは言っても、楽しいことばかりではなく、トラブルも小さいものから大きいものまで数えきれないほど起こりました。そのほとんどがインターネットなどの電子機器に関することだったのですが、一番ひどい時はパソコンも携帯もWi-fiが使用できず、全く日本の人と連絡が取れない状態で正直かなりストレスが溜まっていました。しかし、今では本当にたくさんの人たちの支えのおかげで、それらの問題も解決でき、何不自由なく暮らせています。ここに来る前は、「10か月も外国で生活するのは大変そうだなぁ、友達作れるかなぁ~」とか、無駄にいろんなことを心配していましたが、1か月経った今の感想としては、もっともっとここに居たいし、他の街にも行って新しい発見をしたいです。とにかく楽しいです。なので、みんなも行く前からあんまり考えすぎずに、「とにかく楽しもう!」と思っていればいいと思います。でも、もちろん自分が留学生活で何をしたいかは考えておかないといけません。そのためにも、勉強はとても大切です。こう言っている私が実際、自分の英語能力に危機感を感じています。残りの約8か月、後悔しないように過ごしていきたいと思います。

▼友達紹介

ISA

ISA

 ここに来てから、すごくたくさんの人たちに出会えました。それは、この大学の人たちの明るくオープンな性格とISAという留学生のための学生団体のおかげだと思います。ISAの人たちはとてもアクティブで、いろんなイベントを開いてくれたり、週末になると、ご飯や遊びに誘ってくれるので、すごく楽しめるし、アメリカ以外の多くの国の人たちとも友達になれました。

 次に、この大学に来てから出会った一人の親友について話します。彼と最初に出会ったのは、ある一つのクラスの第一回目の授業の日でした。もちろん友達や知り合いも全くいないので緊張していた時に、誰かに話しかけないといけないと思って、話しかけたのが彼でした。最初は全く何を言っているのかわからなかったけど、優しそうだというのが第一印象でした。おそらく彼の方も私が理解できていないことを会話から感じとっていたと思います。それにも関わらず、彼は必死に何度も単語を変えて説明してくれました。最初会った時は気分良く笑顔で挨拶はしてくれるけど、その後、私が英語を理解できないのがわかると、少し距離をおく学生も何人かいます。しかし、彼は授業の後に「Do you want to hang out with me?」と言ってくれ、Wellness Centerという体育館のような施設に車で連れて行ってくれ、バスケットボールをしてくれました。彼は、私がこの大学に来てから今まで会った人の中で一番親切で、私を理解しようとしてくれる大切な存在です。今ではもう、お互いを親友と認め合う仲にまでなれました。彼は小さい頃から日本のアニメが好きで、私よりもはるかに多くのアニメを知っています。そのため、彼は日本語をある程度聞き取ることができ、また少しだが話すこともできます。最近では、彼の家に遊びに行ったり、ショッピングに行ったり、散髪屋に連れて行ってもらったりと、彼といる時間が一番長いです。

 驚くことに、彼は留学生として一年間、私たちが帰るのと同じ時期に滋賀県立大学に来たいと言ってくれており、おそらくそれは実現されます。もし、あの時声をかけていなかったら、こんな関係にはなっていなかったかもしれないと思うと、本当に幸運だったなと感じます。
 この経験を通して、自分から勇気をもって行動していくことが本当に大切だと感じました。

イメージ1
イメージ2
イメージ3
イメージ4

▼授業

授業

 Fall Semesterの授業スケジュールはこんな感じで組みました。PsychologyはGeneral Introductionの授業を取ったので、内容はPsychologyの基礎ですが、毎週Summaryの課題が出て、テストは1セメスターに5回あります。なかなか大変ですが、がんばって喰らいついていきたいです。ただ、同じ授業でもセクションがA、B、Cなどいくつかに分かれており、セクションによって先生やテストの回数や課題の量などは異なります。
 Basic Englishのクラスでは、主に英語でEssayの書き方を学んでいます。Laboratoryはその授業の続きのようなものです。
 Human Communicationでは、文字通りコミュニケーションを円滑にする方法や、コミュニケーションにおいて注意しなければいけない点などを学んでいます。テストが1回とスピーチが3回あり、それを基に成績がつけられます。
 最後に、Public Speaking のクラスでは、スピーチが5回ほどあるのですが、その時のテーマに沿って、Power Pointを使ったりして、スピーチを行います。この授業はテーマによっては日本の文化を伝えられるので、個人的には好きです。
 授業には慣れてきたと言えば慣れてきましたが、それは最初の頃に比べれば、どのようにこれから授業がどのように進んでいくか掴めただけで、まだまだ先生の言っていることは理解できず、授業が終わった後に一人残って質問しています。幸運なことに、私が取っている授業の先生方は皆とても親切で、ある授業に関しては、終わるのが夜の9時半であるにも関わらず、授業の後で私の質問に嫌な顔一つせず、長い間丁寧に答えて下さります。そういう人たちに囲まれているおかげで、「もっと頑張らないといけない。もっと先生の言うことに応えることが出来るようになりたい。」と思うことが出来ます。