アメリカ留学レポート2

国際コミュニケーション学科  野呂 知里さん

アメリカ Columbia College2

 秋からのセメスターが終わり、いよいよ冬休みになりました。テスト期間が終わり、すぐにカリフォルニア州のサンタモニカへ9日間の旅行へいってきました。今は寮に戻ってきたばかりです。これから冬休みが終わるまでのんびり過ごしたいと思います。コロンビアカレッジに来てから今まで、とても忙しかったので、英語の勉強をしつつ体と心を休めていきたいと思います。
 秋セメスターについて振り返っていたいと思います。私はEAPP(英語を学習するクラス)に入って本当に良かったと思います。はじめは周りのみんなが一般の授業をうけている中で遅れを感じていました。しかし、EAPPをうけたことによってアメリカの授業スタイルに自分を適応させることができました。授業内で発言することができているのはEAPPのおかげだと思います。一般の授業は聞くことが多くなかなか発言の機会がなく、あったとしてもEAPPの授業をうけていない自分は発言することができなかったと思います。それは同時にスピーキングの練習にもなりました。またWritingは嫌になるほど書きましたが、その結果、英語での学術的なWritingが正しくそしてクリエイティブに書く方法を学びました。
 一番恵まれていたと思うことは、クラスメイトと先生です。クラスには12人と少数ながら7か国からの生徒と一緒に授業をうけていました。各国の文化や個々の意見を学ぶことはとても興味深かったです。また、みんなの英語力にもすごく刺激をうけました。いつも一緒に過ごしていた韓国人の女の子は語彙力、文法力がとても優れていて、それがスピーキングにも生かされており、いつも授業をうけるたびに尊敬していました。みんな留学生ということもあり、お互いの苦労なども理解でき、毎日同じ授業をうけてきたので、すごく仲良くなれました。これは一般の授業ではできない経験だと思いました。最後の授業でこの学期をみんなで振り返った時、「EAPPのクラスでなら自分の間違いを恐れることなく発言ができた。」という意見がありましたが、私も同じだと思いました。授業での自信が、誰とでも英語で会話する糧になったと思います。次の学期は一般の授業をうける不安は少しありますが、今までやってきたことを考えたら、何とかやっていけそうな気がしています。
 そんなクラスのみんなに別れを言ったときはとても寂しかったです。数人は自分の国へ帰ったのですが、これまで過ごした時間を考えると涙が止まりませんでした。日本にいたら出会えなかった友達に出会えたことに感謝しています。世界には同世代でこんなにも頑張っている人たちがいる。尊敬できる存在がいる。そのことに気付けたこと、そして間近にいたこと、友達になれたこと。すべてのことが留学のおかげだと思いました。旅行中ふと留学に行かず、日本で暮らしている自分を想像しました。そしてこの留学が本当に意義のあるものになっていると実感して、約半分となった残りの留学生活の一日一日を無駄にしないようにと改めて思いました。

EAPPのみんなとの写真
EAPPのみんなとの写真

 冒頭でカリフォルニア州に旅行に行ったと書きましたが、カリフォルニアでの旅行はとても楽しかったです。まず、気候がミズーリ州とは違い12月なのに暖かく、日中は長袖一枚でも暑いくらいの気温でした。ホステルから歩いてすぐのところにビーチがあり、しばらく海を見ていなかったことと、大きな波と海外の砂浜の迫力に思わず「すごーい!」と何回も言ってしまいました。Thanks Givingにニューヨークに行ったのですが、そことはまた違い南国風の街並みや緩やかに流れる時間が印象的でした。サンタモニカのモール街やハリウッド、ビバリーヒルズ、ベニスビーチ、ファーマーズマーケット、リトル東京などサンタモニカ周辺の観光地は行きつくしたように思います。セレブ達がカリフォルニアに集まる理由がなんとなく分かったような気がします。そして戻ってきて、私にはミズーリのような田舎が落ち着くなとも思いました。

サンタモニカのビーチでの夕日
サンタモニカのビーチでの夕日
ビバリーヒルズの看板
ビバリーヒルズの看板