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中国留学レポート

地域文化学科  加藤 鈴さん

中国 海南大学

 私は滋賀県立大学から海南大学へ初の1年間の交換留学生ということで、授業の内容や、1年間のスケジュールなど、ほぼ分からないまま2014年2月26日に中国へと出発しました。その時点でのイメージは海南省が中国の最南端に位置する南国の島であることと、海南大学で勉強している学生は少ないということです。不安もありましたが、『想像のつかない場所での、日本人との関わりの少ないであろう留学生活』に期待の方が大きかったです。日本人が少ないということは、同じ中国への留学でも語学の学習や、自分自身でプランを立てていけるという点において大きなメリットだと思っています。
 今回はまず留学生活の基本となる部分をお話しします。

<出発から授業開始まで>
 海南省への直行便は無いので一般的に上海等で乗り換えをします。私は航空券が安かったので遠回りになりますが北京で乗り換えをしました。飛行機に乗っている時間は合わせて約6時間、乗り換えの待ち時間も合わせて合計9時間程のスケジュールです。中国の飛行機は国際線も国内線も1時間2時間の遅延が頻繁にあるので、要注意です。私が海口に着いたのも予定より1時間遅い夜7時頃でした。空港を出た途端のモワッとした暑さに驚きました。この頃の服装は薄手の長袖、時々厚手といった感じがちょうどいいです。空港からは予約してあったピックアップサービスを利用し、学校まで40分ほど車で送ってもらいました。
 学校内の寮へ着いてからは、部屋の契約などをして、紹介された日本人留学生と挨拶しました。この時の日本人学生は2人の語学留学生と滋賀県立大学から短期の留学生が1人だけでした。
 到着してからの2,3日は少し忙しいです。授業を受けるための手続きをしながら、入国やビザの手続き、健康診断などを済ましてしまわないといけません。そのため授業が始まる前に3日程は余裕をもって来ることをお勧めします。(海南大学から事前に伝えられる登録期間の初日で問題ありません。)あらかじめ要求される分のお金や照明写真はもちろん準備が必要ですが、それに加えてパスポートのコピーや知らされていた以上の証明写真も必要になるので多めに用意しておくとスムーズです。(足りない場合は学校内で証明写真を撮りに行ったりコピーしたりすることも可能です。)

<授業開始>
 3月3日からいよいよ新学期が始まります。春学期からの留学生はあまり多くないようで、私のクラスメイトは私以外全員、先学期以前から引き続きでの学生です。留学生は留学生だけでA~Fクラスのうち、自分の中国語能力に合ったクラスで中国語の授業を受けます。先生はもちろん中国人で中国語を用いての授業です。朝7時40分に授業が始まり1コマ45分の授業が4コマ、11時25分に終了します。留学生の授業は基本午前中のみで、午後は習字や体術などの中国文化の授業を選択履修することもできます。クラスは1学期ごとに変更できます。
 他の国からの留学生はロシア人が最も多く、その他カザフスタン、韓国、タイ、アメリカ、ドイツなど様々です。初級中級のA~Dクラスは大体1クラス20人前後で授業を受けます。上級クラスの受講生はもう少し少ないです。
 授業が始まってしばらくは先生、友達が何を話しているのかほぼ全く聞き取ることが出来ず、これまで日本で受けてきた授業での中国語とのギャップに衝撃を受けました。教科書に沿って行われるから、かろうじて着いていけるといった感じです。そうしてなんとか授業を受けていると、数日後になんとなく聞き取れるようになってきます。「聞き取れてる!」とか「友達との会話が成立するようになってる!」と実感する瞬間は本当に嬉しいです。

<寮・食事>
 留学生寮は基本的に1人部屋です。部屋には勉強机、ベッド、エアコン、シャワー・トイレ、ベランダがあります。インターネットは各自契約して部屋に開設しに来てもらいます。コンロ等を自分で用意すれば自室で料理することも可能ですが、私は道具を買っていないのでだいたい校内の食堂や校外の店で食べます。食堂だと1食平均7、8元ほどで食べることが出来ます。

寮の正面
寮の正面
寮の中庭
寮の中庭

 海南は中国の中で大都市ではないので、日本から輸入品が買いにくかったり、街があまり綺麗でなかったり、遊ぶところが少ない、交通面などでも不便なことが少なくはありません。しかしその分遊びすぎてしまうこともなく、勉強に集中することが出来ます。特に学校の中は食事、小さな買い物など必要最低限のことは出来てしまうので、比較的安全にのんびりと生活を送れます。他にも空気がきれい、優しくて笑顔の人が多い、中国料理も南国のフルーツも食べられるなど良いところも数えきれないぐらいあります。
 私は海南に来て、だんだん日本に居たころとは違う生活を送るようになってきたなぁと感じます。変えざるを得ないこともたくさんありますが、そうしてその地の環境に馴染み、自身で感じ取れることも、学校での勉強以外に留学で得られる大きな経験だと思います。

滋賀県立大学

〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500 TEL 0749-28-8200 FAX 0749-28-8470 

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