杉浦ゼミ

杉浦由香里ゼミ(教育系)

(1)関心領域

 なぜ、私たちは学校に通わなければならないのでしょうか。いつから、人びとは学校に通うようになったのでしょうか。そもそも学校とは何のためにあるのでしょう。今日では、学校に通うことが当たり前のように思われていますが、みんなが学校に通うようになったのは、歴史的にみればつい最近のことです。  このゼミでは、学校教育をさまざまな角度からとらえ直してみたいと考えています。とくに、歴史的な視点から現代の学校教育を相対化するとともに、学校教育の本質を探究することを目指しています。加えて、子どもの権利や発達保障の観点からより良い学校教育のあり方を模索したいと思っています。

(2)ゼミの進め方

 はじめに教育学の基礎的な文献を輪読し、社会科学的なものの見方や考え方を深めます。その後、関心あるテーマを持ち寄り、それぞれの問題意識に沿った文献検討と報告をもとに議論を行ないます。これらの活動を通じて、研究テーマを絞り込むとともに卒業論文を執筆するために必要な力量を身につけることを目指します。また、木村ゼミ・原ゼミと教育学合同の検討会を開催する予定です。

(3)卒業論文

 とくに限定はしませんが、教育と関連するテーマをお勧めします。テーマの絞り方、論文執筆の進め方など、気軽に相談に来て下さい。

<これまでの卒業論文例>

  • 学びの共同体における子どもと教師の関係性
  • 滋賀県における病気療養児の教育保障について
  • 小学校教員の勤務状況とメンタルヘルス
  • 学校統廃合による地域再編がもたらしたもの
  • 学校における息苦しさをどう乗り越えるか

(4)面談の申し込み先

 直接研究室(D4-201)へどうぞ。または、sugiura.y★shc.usp.ac.jpまでメールしてください(★を@に変更して使用してください)。