丸山ゼミ
丸山真央ゼミ(社会系)
(1)担当者の関心分野
専門分野は都市問題・地域問題の社会学です。とくに都市問題・地域問題をめぐる政治やガバナンスに関心を持っています。私たちが暮らしている地域で、どのような課題があるのか、またそれはなぜ発生し、誰がどのようにして解決するのか、ということです。各地の現場に出かけて、話を聞いたり、アンケートをしたりして調べています。
(2)ゼミの進め方、卒論執筆、卒業後の進路
3回生のうちは、みんなで本を読んだり議論したりしながら、各自の研究関心がどこにあるのかを探りつつ、卒論のテーマを固めていきます。テーマが決まったら調査や分析に着手します。3回生の4月の時点で研究関心が定まっていない人でも、毎年そんなふうにして卒論のテーマを固めて、立派に卒論を書いていますので、現時点で心配しなくて大丈夫です。 卒論のテーマは特に限定しません。担当者の専門分野に近いほうが助言しやすいのは事実ですが、社会学では大抵どんなことでも研究テーマになりますので、自分の研究関心に基づいて卒論のテーマを決めることにしています。 卒業後の進路は様々ですが、担当者の専門分野のせいなのか、例年、公務員志望者が多い気がします。ただ実際になる人は特段多くなく、大半の卒業生が民間企業に就職しています。
(3)これまでのゼミ生の卒業論文の例
- 化粧行動から見たジャニーズファン
- 都市辺緑地域の開発と住民の意思――愛知県名古屋市中川区富田町大字千音寺を例に
- 現代日本社会における「身体性の欠如」が引き起こす悪――中村文則の小説作品から
- 消極的な発言は集団パフォーマンスにどのような影響を与えるのか――社会的手抜き実験を使った検討
- 浮気経験者における浮気観の形成
- 新規就農する若者は農業に何を求めているのか――滋賀県を事例に
- 大学生と町内会の関係から考える防犯活動――彦根市を事例に
- 生きがいの場としての農産物直売所
- 大学生のサークルの組織風土と人間関係
- メディアにみる新しいジェンダー
- 村落祭礼の変容と現在的意義――若宮神社の産土祭礼の事例から
- 安楽死をめぐる日本人の意識――JGSS2006のデータ分析を通じて
- 中心市街地の商店街活性化の条件――岐阜県大垣市の事例を中心に
- 孤立してしまった人を救え――孤独死防止のための新たなソーシャルセーフティネットの構築
(4)面談の申し込み先
研究室に直接きてもらって結構ですが、不在のことも多いので、メールをもらったほうが確実です。 (アドレス:maruyama.ma★shc.usp.ac.jp(★を@に変更してご使用ください)、表題に「ゼミ面談」と明記のこと)