ドイツ留学レポート2

地域文化学科  坂部葉子さん

ドイツ アウクスブルク大学(2)

◇1セメスターを終えて

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 夏セメスターは7月中旬に終了した。1セメスターを終えて、ドイツの生活にはだいぶ慣れたが、語学のほうはそんなに伸びたとは思わなかった。
 夏セメスターはドイツ語の授業が冬セメスターより非常に少なく、あまりドイツ語を勉強している感じがなかった。しかしながら、タンデムパートナーという、お互いがお互いの母語を教えあうという素敵な機会に恵まれドイツ人の友人も多くできた。そして、週末にある大学の遠足に参加して、多くの学生とともにドイツ国内を巡り、そこでもまた友人を作ることができた。
 毎週開催されている留学生の交流会や各国の紹介イベントのLanderabendなどもある。私は、Landerabendが好きで、入場料の1.50ユーロでその国の文化や歴史を知ることができ、そしてその国の料理を食べることができる素晴らしいイベントだ。授業が少ない分、大学の行事に積極的に参加することで充実した日々を送ることができた。

◇夏休みの過ごし方

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 夏休みになると、ほとんどの学生は帰省して寮は閑散としており、少し寂しい。
 この長い休みは、たくさん旅行をするに限る!時季としても夏が一番旅行しやすいし、楽しい気分である。またドイツ鉄道の会員になり割引カードを購入して、安い価格で列車に乗れることもできる!日没も夜10時くらいなので、夜遅くまで街を出歩ける。
 ドイツの人は、この時季に公園や湖に出かけて、思う存分日光浴をする。私としては、日光浴の何が楽しいのかと思ってしまうが、冬の日照時間が少ないことを思うと今しか太陽の光を浴びられない。 たまに、街で上半身裸の若い男性や中年男性を見かけることもある。おそらく日本では見ることはできないだろう。

◇日常

 アウクスブルクは、というかドイツには日本のような娯楽施設が少ない。これはよくドイツ人も言うがドイツは面白くない、つまらない。
 しかしながら、そのような中でもやはり若者たちの楽しみ方がある。それはパーティーとお酒だ。私の寮でもそうだが、ことあるごとにパーティーが開催され、その後バーに行くこともある。Peachesというバーがとくに人気である。日本人は洋服やコスメなどにお金を費やすが、ドイツ人はパーティーやお酒にお金を費やす傾向にあるのかと感じられた。また、友人を家に呼んでお菓子や料理を作ることも好きなようだ。
 ドイツに来て、驚いたことがある。それは、キスを見ること。街の至る所でカップルが人目を気にせずキスをしている。イメージになかったので余計に驚いた。友人曰く、「ドイツ人はキスが多い国」挨拶のキスはないが、恋人同士のキスは熱烈である。今は慣れてしまって日常風景の一つになっている。