大学院環境動態学専攻の北野大輔さんが、第30回日本環境動物昆虫学会年次大会において「優秀講演発表賞」を受賞しました

2018/12/10

 2018年11月17日~18日に京都大学において開催された第30回日本環境動物昆虫学会年次大会において、本学大学院環境科学研究科環境動態学専攻博士後期課程1回生の北野大輔さんが、「優秀講演発表賞」を受賞しました。

 本賞は年次大会で発表された若手研究者による研究の中から、特に優れたものを選び表彰するものです。

<研究発表の概要>
著者:
北野大輔,高倉耕一

題目:
「非成虫期ミバエ類を対象としたオンサイト分子同定法」

発表の内容について:
 ミバエ類は発生国に深刻な経済的被害をもたらす大害虫ですが、原産地での生態については未知な点が多く残されています。本研究は、LAMP法と呼ばれる遺伝子増幅技術を応用し、幼虫や卵であっても、実験設備のない野外で識別することができる手法を確立したものです。本研究は日本土着のミスジミバエ Zeugodacus scutellata をモデル生物として使用しましたが、検疫害虫にもそのまま応用可能です。野外での生態や被害状況の把握に応用でき、ミバエ類防除に貢献することが期待されます。

賞状
実験
 

従来法との比較