大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程1回生の井手和真さんが日本セラミックス協会第31回秋季シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。

2018/09/19
 

 大学院工学研究科材料科学専攻博士前期課程1回生の井手和真さんが,日本セラミックス協会第31回秋季シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。本表彰は,このシンポジウム(2018年9月5-7日,名古屋市)の特定セッション「ランダム系材料の科学」において行われた若手研究者のポスター発表の中で,優秀な発表者に対し贈られるものです。

■題目: Ni2+を含むナトリウムホウケイ酸塩ガラス融液の分相領域における光吸収スペクトルの実時間変化

 

■発表者: 井手和真,山田明寛,吉田智,松岡純

■概要: ガラスはその組成によっては,1000℃以上の高温では均質でも室温への冷却の際に目に見えない微小サイズでの不均質性を生じる分相現象を示し,その制御は工業的に重要です。本研究では,分相の程度と速度の温度依存性が,Ni2+イオンをプローブとしたガラスの高温光吸収スペクトル測定により検出できることを示し,分相の速度論について新しい知見を得ました。

セラミックス協会秋季シンポ受賞_井手