『留学生目線による長浜市の魅力発掘ビデオ発表会』を開催しました

 2019年2月5日(火)、滋賀県立大学に学ぶ交換留学生18人と日本人学生3人の合計21人が長浜市役所でビデオ発表会を行いました。

 留学生の多くは自分が学ぶ滋賀県のことをもっと深く学びたいと思っており、そのような希望に応えるべく授業(『Japan Studies V』)を2017年度後期から開講しています。授業では、長浜市内を歩いて留学生の視点から魅力的だと思う場所をグループごとにビデオとしてまとめます。

 2018年度後期の授業では、長浜市で開催された『竹生島かわらけ投げ世界選手権』や『そば打ち体験』への参加も取り入れながら、グループ独自の視点で長浜市の歴史・文化・社会を眺め、学習したことを交えてビデオとして編集しました。そして、その成果を地域と共有するためにビデオ発表会を開催しました。

 発表会には、長浜観光協会(協会役員・インバウンド部会委員他)、長浜市産業観光部職員、一般市民など20名を超える参加をいただき、6つの学生グループが発表を行いました。長浜駅周辺から余呉湖に至るまで、学生たちはビデオ制作のために何度も長浜市に足を運びました。発表ビデオには入れ込むことができなかった現地での感想は、ビデオ発表に続けて口頭で発表しました。ある学生は、「長浜で出会った地域の人々がとても親切にしてくれた」と言っていました。

 参加者からは、「留学生たちが長浜のことを好きになってくれていることが伝わってきて、とても嬉しかった」、「ビデオの編集レベルがとても高かった」、といった声がありました。地元の方々が観光地とは思わないような神社や寺院にスポットを当てた作品もあり、「留学生が感じる長浜の魅力が意外なところにあった」という反響もありました。今回は日本人学生グループもビデオ発表会に有志参加し、日本の若者目線での長浜の魅力を発表し、会場からとてもよい評判を得ました。

 今回のビデオ発表を通じて、学生と地域とが相互理解を深められたと考えています。また、発表会終了後には、今後も長浜市のために県立大学の留学生や日本人学生に是非かかわって欲しい、というお話をいただきました。一方、ビデオ制作の過程では、長浜観光協会や地元のそば打ちグループの方々のご協力を受けており、大学と地域とが学生を介して連携するモデルができつつあると感じられた発表会となりました。

 ご協力をいただきた長浜市の皆様、どうもありがとうございました。

 来年度のビデオ発表会に向けて、さらに連携を深めるとともに連携のすそ野を広げていきたいと思います。(なお、この発表会の開催は、平成30年度滋賀県立大学SDGs特化型研究費を使用して実施しました。)

長浜1
長浜2
 
長浜3
 

 

本件の問合せ先:滋賀県立大学 全学共通教育推進機構(国際交流担当)

        島田和久 国際化推進室

        shimada.k@office.usp.ac.jp