大学院環境動態学専攻の重吉沙衣さんが、第17回糸状菌分子生物学コンファレンスにおいて「企業特別賞・クミカ奨励賞」を受賞しました。

2017/11/29

 2017年11月16日~17日に佐賀市立東与賀文化ホール(佐賀市)において開催された第17回糸状菌分子生物学コンファレンスにおいて、本学大学院環境科学研究科環境動態学専攻博士前期課程1回生の重吉沙衣さん(指導教官 泉津弘佑・助教)が、「企業特別賞・クミカ奨励賞」を受賞しました。
 本賞は98件のポスター発表の中から、「植物病理、農薬に関する研究」として優秀な発表に贈られました。

<研究発表の概要>
著者:
重吉沙衣,入江俊一,鈴木一実,宮川恒,田中千尋,泉津弘佑
 
題目:
「全ゲノム解析手法に基づく抗真菌性化合物Tolnifanide作用点の解析」
 
発表の内容について:
 これまで作用機構が未解明である抗真菌性化合物Tolnifanideについて研究を行いました。その結果、この化合物がトウモロコシごま葉枯病菌(Bipolaris maydis)のプレニル化修飾機構を攪乱し、RhoファミリーGタンパク質などの局在や機能に変調をもたらしていることが強く示唆されました。

重吉さん・写真