令和3年(2021年)新年のご挨拶<教職員向け>(2021/01/04)

令和3年(2021年)新年のご挨拶 教職員向け

滋賀県立大学教職員の皆さま

  明けましておめでとうございます。

  2021年(令和3年)丑年の始まりです。昨年は、新型コロナウイルスが日本にも上陸し、本学においても感染症への対応に明け暮れた1年でした。本学では、感染拡大防止の観点から、前期の授業は遠隔で行うなど、教職員の皆様にはこれまでにない対応をお願い致しました。また、学内の感染症予防対策などを行うことにより、後期からは対面での授業を実施することができました。皆様には、多大のご苦労をおかけしたことと思います。これまでのご尽力にこの場を借りて心より感謝申し上げます。

  新型コロナ禍は猛威を続け、止まるところを知らず、収束は残念ながら見通すことができません。ワクチンが全世界に行き渡り、落ち着いた日常を取り戻すには、数年かかるとも言われています。このような状況を前提に、安全に配慮して予防に十分注意しながら、今年も大学の諸活動を進めなければなりません。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

  今年4月には、第3期中期計画の4年目を迎えます。第3期中期計画も折り返し点を通過し、いよいよ後半に入ります。それらの計画の中で、2020年度(令和2年度)4月から予定していた教育組織と教員組織の分離(教教分離)は、教職員の皆様のご理解が不十分と考え、開始を1年延期しました。この1年間をかけて準備を進め、教員の皆様の所属する研究院を決定し、研究院長候補者の選考などを行い、今年の4月には教教分離が順調に始まるよう最後の詰めを進めているところです。教教分離を契機として、学部学科の枠を越えて、教育、研究、地域貢献について将来の滋賀県立大学のあるべき姿の議論が始まることを願っています。

  また、今年度は、開学25周年の節目の年でした。当初25周年記念式典の開催を企画していましたが、新型コロナ禍のため、記念式典の開催は残念ながら中止と致しました。これに代わって、25年の節目をスタートラインとして未来へ向けて、「開学25年企画事業」を進めることと致しました。その概要は次の4つです。今後、皆様へ具体的な内容についてお知らせが届くと思います。本事業を盛り立てるべく、皆様のご支援ご協力をお願いします。

○これまでを振り返って

(1)滋賀県立大学の写真つき年表の作成

○25年を迎えて

(2)WEB会議用壁紙の作成(公募)

(3)関係者メッセージ集の作成

○未来へ向けて

(4)未来への手紙(タイムカプセルに保管)

  今年もSDGsをベースに、新型コロナウイルス感染症に注意して、本学の取り組みを計画に則って進められればと考えています。本年が、皆様にとりまして健康で幸多き年となることを祈念して、仕事始めのご挨拶とさせて頂きます。

  今年もよろしくお願いします。

令和3年(2021年)元旦

滋賀県立大学理事長
廣川 能嗣