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| 県大ニュース | |
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| 工学部材料科学科兼ガラス工学研究センター 吉田智准教授らが,ICMAT 2009において,Best Poster Awardを受賞しました |
ICMAT2009 Best Poster Awardについて
ICMAT(International Conference on Materials for Advanced Technology)は,シンガポール材料学会が2001年より隔年で開催している材料科学に関する国際会議です。5回目となる今回は,6月28日から7月3日にかけてシンガポールで開催され,日本から140名を含むおよそ2000名の参加者が集い,25のシンポジウムに分かれて活発な議論が展開されました。ノーベル賞受賞者の基調講演,招待講演に加えて,数百件の一般口頭発表,千件を超えるポスター発表がありました。Best Poster Awardは,各シンポジウムのポスターセッションで最も優れたポスターに与えられるものです。
<発表の概要> ■著者 吉田智,澤里拡志,菅原透,三浦嘉也,松岡純
■所属 工学部材料科学科および工学部ガラス工学研究センター
■題目 「Inelastic Deformation of Glass beneath Sharp Diamond Indenters(種々のダイヤモンド圧子下におけるガラスの非弾性変形挙動)」
■概要 ダイヤモンド圧子を用いてガラスに押し込み試験を行うと,ガラス表面に永久変形が生じます。脆性材料であるガラスが変形するメカニズムは,古くから議論されているにも関わらず未だ明らかではありません。著者らは,ガラスの永久高密度化に着目して,脆性材料の変形メカニズムの解明を目指しています。ガラスに高い圧縮応力を負荷すると,破壊することなく密度が増大し,応力を除荷しても高い密度の構造が保持されます。これがガラスの永久高密度化です。著者らは,圧子を用いた試験においても同様の永久高密度化が起こること,永久高密度化は大きな自由体積を有するガラスで認められることを報告してきました。本発表では,押し込み高密度化のガラス組成依存性,圧子形状依存性,押し込み時間依存性を報告しました。本研究は,ガラスの永久変形に関する数少ない定量的な実験成果であり,ガラス科学ならびにガラス産業への貢献度は大きいといえます。
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