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| 県大ニュース | |
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| 工学部材料科学科兼ガラス工学研究センター 吉田智准教授が,(社)日本セラミックス協会 21世紀記念国際交流賞個人冠賞 倉田元治賞を受賞しました |
21世紀記念国際交流賞個人冠賞 倉田元治賞について
(社)日本セラミックス協会では,21世紀を記念してアジア地区との国際交流を促進し,セラミックスの科学・技術の発展を図ることを目的として,個人の寄付を基金とした21世紀国際交流賞個人冠賞を企画しており、その一つが倉田元治賞です。受賞候補者は,セラミックスの科学・技術に関し,学術上又は工業技術上優秀な業績を示し,満年齢40才(受賞年4月1日基準)に達しない(社)日本セラミックス協会会員とされています。国内在住の受賞者は、アジア地区との国際交流促進を目的として、アジア各国のセラミックス関係団体主催の学術会議等に派遣されます。
<受賞理由> 吉田氏は,ガラスの非弾性変形と破壊現象に関するガラスの基礎物性の研究を行ってきました。ガラスの機械的特性や信頼性は,薄型平板ディスプレイ用基板ガラスの大型化や薄肉化に伴い,従来にも増して重要になってきています。ガラスのように粒界のない非晶質材料の強度は,き裂(クラック)の成長挙動だけではなくクラックの発生挙動にも着目する必要がありますが,それらの研究例は限られていました。これに対し吉田氏は,ガラスのクラック発生挙動とガラスの破壊直前の非弾性変形に着目し,ガラスの応力下における永久高密度化がクラック発生挙動に影響を与えること,非弾性変形に対する永久高密度化の寄与率に顕著なガラス組成依存性が認められることを示し,その原因を明らかにしました。また,クラックの成長挙動に関しては,成長速度の精密測定法を開発し,数多くのガラス系で疲労破壊挙動を調べ,その組成依存性を解明しました。以上のように,吉田氏の研究は,ガラスの変形や破壊現象について,独自の視点により広範に研究したものであり,その高い学術的価値と実用面への波及効果から,日本セラミックス協会21世紀記念国際交流 倉田 元治賞に相応しいと考えます。
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