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県大ニュース

人間文化学部生活文化学科生活デザイン専攻森下研究室が滋賀県の繊維産業と共同で展示会「Shiga Creation〜滋賀の繊維力〜」を開催しました
07/11/09


 去る10月29日(月)〜11月3日(土)の6日間、大津市のコラボしが21で人間文化学部生活文化学科生活デザイン専攻森下研究室が展示会「Shiga Creation〜滋賀の繊維力〜」を行いました。

 この展示会は、森下研究室の学生3名が中心となり、滋賀県の地場産業である繊維産業に着目し、「湖東の麻」、「高島のクレープ(綿)」、「長浜の絹」を取り上げ、地元の繊維産業のPRや布地の新たな用途の可能性を提案しました。

 展示会では、湖東の麻の布で仕上げたフォーマルドレス1着、綿、麻、絹の3つの繊維の素材を活かしたデザインのキャミソール3種類、綿クレープのハンカチのパッケージ4点、高級呉服地の長浜ちりめんを使う洋装のファッションデザイン画6点を提案し、実際の布地に触れてもらうために天井からそれぞれの布地を吊した展示が行われました。
 今回の展示会は学生の卒業制作や論文の一環として企画されたもので、今後、来場者へのアンケート調査の結果等を取りまとめ、卒業制作として取りまとめられます。


【高島綿クレープ】
 高島クレープの名前で知られる「クレープ」とは、よこ糸に強い撚り(より)をかけた糸(強撚糸)を使って、布面にシボを出した織物です。布面にシボのある織物のことを一般に "ちぢみ・ちぢみ織物・クレープ・楊柳(ようりゅう)・シボ織物"といいます。クレープはこのシボがあるため肌に密着せず、サラッとした肌触りを生み出します。特徴として、吸汗性(汗をよく吸う)、速乾性(吸った汗をすばやく乾かす)、通気性(新しい空気を入れ替える)、吸湿性、放湿性などが挙げられる。このようなことからクレープ生地は蒸し暑い日本の夏に最も適しており、主に肌着やパジャマ・布団カバーなど直接肌に触れる素材として使われてきました。
 

【湖東の麻】
 「近江の麻」の湖東産地では、数多くの伝統的な技が世代を超え、現代へと継承されてきています。湖東で麻が生産されているのは湖東の独特の気候が影響しています。麻は強靭で耐水性にも優れていることから、織物だけでなく蚊帳・ロープ・弓矢の弦や鼓の紐など実用的な素材である反面、製織(糸から織物)までの工程においては乾燥に弱く、空風(からかぜ)の吹く時期には糸を湿らせて織ることもあります。麻産地には湿潤な気候が求められ、雪深い越後や能登、琉球の亜熱帯性の多湿な気候など、それぞれ麻織物に適しています。
 
【長浜の絹ちりめん】 長浜地方を中心とする絹織物は、17世紀中頃に創始され、以来「浜ちりめん」として発展してきました。250年もの研鑚を重ねてきた技が生み出す絹ちりめんは、しぼがあり、風合いにあたたかみのある充実感と弾力のあるなめらかさが特徴的です。純生糸だけを用い、全く他の糸を混織していないことから染呉服用白生地の最高級品といわれており、染色の工程を経て、日本全国に出荷されています。


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