カナダ留学レポート

国際コミュニケーション学科 北川 ひなの さん

ビクトリア大学 English Language Centre 留学生日記2

 12月に入ってFinal examがあり、Farewell dinnerがあり、遂に3か月のプログラムが終わりました。クラスメイトとお別れしなければならないことがとにかく悲しかったです。授業だけでなく、皆でレストランやパブに行ったり、遊びに行ったり、旅行をしたりと、本当に仲の良いクラスでした。またいつか会おうね!と言い合える素晴らしい仲間に出会えて本当に良かったです。大学二回生の日本人の私達がクラスで一番年下で、旅行先などでは年上のクラスメイトにたくさん助けてもらい、英語のレベルは同じでも人生経験としては私はまだまだ子供だなあと痛感しました。
 休みに入り、フェリーでシアトルとバンクーバーに旅行に行きました。シアトルでは帰りの日に一日に一本しかないフェリーに乗るために早朝バスに乗っていると突然大きな音がしてバスが故障し、降りて次のバスを待ってくれと言われ、次のバスがいつ来るのか、ダウンタウンのどこに着くのか、果たして私はフェリーに間に合うのかどうかもわからず、ダウンタウンに着いてから道が合っているのかもよくわからないまま必死にフェリー乗り場まで走って出港10分前に何とか乗船できたという危機一髪の体験をしました。ビクトリアに着いた時は故郷に帰ってきたような安堵の気持ちで一杯でした。シアトルもバンクーバーもとても都会で素敵でしたが、やはりのんびりとしたビクトリアの方が私は好きです。大変なこともありましたが、良い経験ができました。
 ホームステイ先で本場のクリスマスを体験できたこともとても良い経験だったと思います。12月に入った頃から家中がクリスマスの飾りで一杯になりました。クリスマスイヴの夜にはホストファミリーの親戚の方々も家に集まり、皆正装してディナーを食べました。ディナーはサンクスギビングの時と全く同じで少し驚きました。ごちそうと言えばこれ!というメニューなのかなと思います。翌日にはホストマザーのご両親がまたいらっしゃり、皆でフィンガーフードを食べながらおしゃべりして、クリスマスプレゼントを一人ずつ、一つずつ開けました。日本ではクリスマスには欲しい物を一つだけ、それも子供の時にしかもらえませんでしたが、こちらでは子供も大人も関係なくお互いにたくさんプレゼントをし合うようで、クリスマスツリーの下にはプレゼントの箱がたくさん置いてありました。まさか私もプレゼントをもらえるとは思っておらず、本当に嬉しかったです。もらったプレゼントを見せ合って、いいね!と言い合ったり、感謝の言葉を伝え合ったり、とてもあたたかくて素敵だなと思いました。
 年が明けたらすぐに次のプログラムが始まるので楽しみですが、もうあと一か月程で帰国すると思うと、本当に時間が経つのは早いなと思うし、何だか寂しいです。後悔のないよう、一日一日を大切にしていきたいと思います。

Farewell dinnerFarewell dinner
シアトルのSpace NeedleからシアトルのSpace Needleから
バンクーバーの夜景バンクーバーの夜景
ホームステイ先のクリスマスツリーホームステイ先のクリスマスツリー