中国留学レポート

環境政策・計画学科 島津 美玖さん

中国 湖南師範大学  留学レポート2

 夏休みが終わり、正式に授業が始まりました。前期同様にクラス分けのテスト(筆記試験と面談)を受け、希望していたクラスに配属されたまでは良かったのですが、夏休みの疲れからか今月は二度も高熱を出して寝込んでしまい、新学期早々、出端をくじかれてしまいました。しかし、今学期から新たに加わったクラスメイト達と授業後に食事に行くなどして、来たばかりのころとは違い、他国の友人と中国語を使って普通の交流ができるようになったことに素直に嬉しさを噛みしめています。
 今回のレポートでは授業について紹介したいと思います。まず、中国語の授業は口語、精読、聴解の3つあり、1コマにつき間に10分間休憩ありの90分間授業です。すべて中国語で行われ、基本的には教科書の内容を進めていき、授業内で書き取りのテストをしたり、指名されて意見を述べたりします。各授業で課題ももちろんあるのですが、前期に比べ内容が格段に増えました。口語の授業では毎回課題が出され、それを暗記して授業内で発表します。精読は400字の作文が課題になる日もあります。聴読ではクラスメイトと議論をしている様子をビデオに収めるということもしました。課題に追われる日々ですが、充実していると感じます。
 私が普段受けている授業は留学生向けですので、クラスに中国人の学生はいません。しかし、遊びに行った先で出会った中国人と仲良くなることがあります。中国の方は日本のアニメなどを見る機会が多く、私が考えるよりはるかに日本語に興味を持ち、さらに自学自習している方が多いです。出会った人たちは、本当に日本語が上手な人が多くて驚きました。そして、いろいろな方と中国語と日本語を入り交えながら会話してきたことを振り返って思ったのは、忙しい生活を送りながらも、好きなことに対して一生懸命な人ばかりだということです。留学が折り返し地点を過ぎて最近帰国を意識するようになりましたが、帰国後も私も彼らのように中国語を継続して学習していこうと思いました。
 授業が始まり心機一転したところで、10月が始まると中国の建国記念日がありまたすぐに少し長めの連休に入ります。私は中国人の友人と桂林に旅行へいく予定で、とても心待ちにしています。こちらにいるのは残り数か月になってしまいましたが、これから年末にかけてスピーチコンテストやHSK(中国語の能力試験)などイベントが盛りだくさんなので忙しくなりそうです。いま9月も終わりだというのに私はまだ半袖で生活しています。少しずつ気温が下がってきているので、体調管理をしながら目標に向けて頑張ります。

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