フランス留学レポート

国際コミュニケーション学科 明石 幸絵さん

フランス オルレアン大学 留学レポート2

 ついに最後の留学レポートを書く時が来てしまいました。1年という期間は長そうに見えますが、実際は本当に短いものでした。5月に入ってからは、フランスでは日照時間がさらに長くなり、気温がどんどん高くなってきています。

 5月初旬に最終テストが終了し、語学学校での勉強が終わってしまいました。最終テストに関しては、やはり留学生活の集大成ですので私なりに頑張りました。もちろん簡単ではなかったです。結果はまだ発表されていないので、ドキドキしています。最終テスト日の翌日には、各国の伝統料理を持ち寄るポットラック形式のフェアウェルパーティーがありました。私は5月下旬までフランスに滞在しましたが、すぐに自国へ帰ってしまう友人たちもいたので最後にお別れが出来る良い機会でした。また9月からお世話になっていた先生方とも、この日が最後だったので感謝の気持ちを伝えました。留学当初、現在よりもフランス語のレベルが低かったので、先生方に迷惑をかけたこともありました。ですが、先生方はいつも真摯に向き合ってくれました。同様に、クラスメイト達も互いに助け合える仲を気づくことができました。留学生活を通して、私は本当に人に恵まれていたのだと思います。テスト最終日の夜には、語学学校の一部のメンバーによる劇発表もありました。私もその一員で、この1年間毎週3時間練習してきたことを人前で披露しました。日本では、このような機会があったとしても、恥ずかしいという気持ちが勝って避けてしまっていたと思います。しかし、今回はせっかくの留学だからという理由で演劇に挑戦しました。結果として、フランス語も楽しく学べ、仲間たちとの絆を育むことができました。少しくらい不安や苦手意識があったとしても、積極的に挑戦することで、新たな可能性や人との出会いを得ることができると学ぶことができました。帰国後も物怖じすることなく学生のうちに様々な経験をしていきたいと思います。

 留学前、英語圏に行こうか悩みに悩んでフランスへ留学することを決めました。フランスへ留学して、後悔したことは一度もありません。フランスに留学して、多くの人に出会うことができ、言語だけでなく様々な思考や意見など多方面から学んだことがあると思います。留学中に学び感じたことを、これからの人生の糧にしていきたいと思います。本当にたくさんの経験、思い出をありがとうございました。