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台湾留学レポート

‚国際コミュニケーション学科 田切 千夏さん

中興大学サマープログラム 

 

 2016年8月9日から二週間行われた国立中興大学のサマープログラムに参加しました。結論から言うと、この2週間は私の人生においてとても意味のある期間となりました。

 

〇プログラムの全体像
 まず、このサマープログラムはグループAとBに分かれており、グループによってスケジュールが異なります。私はグループAに参加しました。グループAは中国人38人、イタリア人3人、日本9人というメンバーで成り立っていました。二週間のスケジュールは予め決められていて、午前中は授業、午後はフィールドトリップという日が多かったです。1日フィールドトリップや、泊りでフィールドトリップに出かけることもありました。フィールドトリップでは、台中周辺や台南の歴史的な場所へ行きました。また、プログラムにはお茶づくりやサンケーキ作りなどの体験学習も含まれていました。プログラム中の住まいは、寮ではなくホテルでした。ホテルと大学が少し離れているので、授業がある日はバスで学校に通いました。


○台中の天気
 台中は亜熱帯気候で夏は暑い、さらに南の方は熱帯モンスーン気候でもっと暑いということをフィールドトリップ中のバスの中でガイドさんから聞きましたが、暑いことに加えて、プログラム中ほとんどの日が雨でした。私はじめじめした暑さを経験したことがなかったので体にこたえました。日本の中でも暑い方の九州から来た佐賀大学の人達ですら暑い、暑いと言っていたので、かなり暑かったのだと思います。

 

○解決しなかった疑問点
 台湾のトイレに紙を流せないことが、私にとって滞在中とても興味深かったです。現地の学生たちに聞くと、「下水がそれほど発達してないから」とか、「紙はリサイクルできるから」と言っていましたが、本当の理由は分かりませんでした。しかし、リサイクルのためであるならば良いアイディアなのではないかと思いました。それとは別に、台湾ではトイレットペーパーを置いていない施設が多い、という点も興味深かったです。学校でもレストランでも必然的にティッシュを携帯するわけですが、自分で持って行った紙ならば使いすぎは防げると思います。ということで、トイレットペーパーがないのが当たり前の状況はなかなかエコなのではないかと思いました。

 

○困ったこと
 滞在中困ったことは特にありませんでしたが、帰国後、台湾の蚊に刺された箇所が依然として痒く、悩みました。台湾滞在する際に注意した方がよい虫が数種類いるようですが、私はその中でも小黒蚊という蚊に70か所ほど刺されました。小黒蚊はごま塩のようにとても小さい蚊にもかかわらず、刺されると非常に痒くなります。サン・ムーンレイク周辺での昼食後に、自分の足に大量の小黒蚊が止まっているところを見ましたが、そのような小さな虫に帰国後数週間たっても悩まされるとは思いもしませんでした。日本の市販のかゆみ止めはほとんど効かないようです。私の場合もそれらは全く効かず、帰国後皮膚科で処方してもらった薬を塗った後、ようやく痒みがおさまりました。刺されたらすぐ現地で小黒蚊専用の薬を調達することをお勧めします。ちなみに中興大学の昆虫学部によると、この蚊は台湾に80年以上も生息しており、湿度の高さ、森林伐採、人口過剰など様々な原因により、年々被害が深刻になっているようです。

 

○授業
 オーストリア人の先生による、環境問題についての授業でした。トピックが「農業が与える環境へのダメージ」、「衣料がが与える環境へのダメージ」、「ビーガニズム」など、自分にとって興味深い内容でした。授業ではロールプレイ、環境に関する問題点や改善策についてのディスカッション、そしてプレゼンテーションを行いました。個人的に、授業で見た映像が非常に衝撃的で、私のその後の食生活を大きく変えるきっかけとなりました。

 

○感想
 このプログラムが自分にとってなぜ忘れられない出来事になったのか考えてみると、1番の大きな理由は、プログラムが現地の学生によって運営されたプログラムであった点にあると思います。中興大学の生徒たちのリーダーシップには、見習うところがありました。バディと呼ばれる現地の学生達は、プログラムが行われる夏休みの二週間は、完全にそのプログラムの運営・補助にあたります。開閉式の司会も、プログラムについてのプレゼンテーションも、各々の指示も、情報が詰まった色とりどりのパンフレットも、すべて学生によってなされており、感銘を受けました。もちろん先生方の支えもあると思いますが、それでも、自分の意志で留学生のために2週間を捧げることを決心し、プログラム成功のために全力投球できる学生たちは、私から見て素直にかっこいいなと思いました。同年代の子らによって運営され、安心して身を任せられるプログラムは、世界中を探してもなかなかないのではないかと思います。サマープログラムを始めた年から失敗と努力を重ねた結果、今のプログラムがあるのではないかと感じられました。2週間という短い期間だからこそ感じられる情熱がこのプログラムにはありました。同じプログラムでも、その年や各国から集まる人、そして参加する本人によって感じ方は異なるのはもちろんですが、2週間のサマープログラムに対する中興大学の学生の情熱はこれからもあり続けると思います。学生の情熱を感じたい方は、是非このプログラムに参加してみてください。

集合写真

 

滋賀県立大学

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