ドイツ留学レポート

人間文化学部 国際コミュニケーション学科  中岡友熙さん

ドイツ アウクスブルク大学

 ドイツに来て一か月が経とうとしています。私はドイツ南部のアウクスブルク大学というところに留学しています。今回は、ドイツでの生活と大学の授業などについて述べていこうと思います。

○ドイツでの生活
 私は大学から徒歩15~20分ほどにある寮に住んでいます。同じ寮には日本人が私を含めて6人います。アウクスブルク大学に留学している日本人が、たまたま全員同じ寮になったようです。困った時などはお互いに助け合えるので少し安心できます。またドイツにはトラム(路面電車)やバスが数多く走っています。さらに学生は学生証さえ持っていれば有効期限内はアウクスブルク市内のトラムやバスが無料で乗り放題なので、とても便利です。私個人は、ドイツで中古の自転車を購入したので近くの場所へは自転車で行くようにしています。ドイツ人が自転車をこぐのが早いのか、はたまた私が遅すぎるのかわかりませんが、子供にも、老人の方々にも余裕で抜かされてしまうのが少し恥ずかしいです。しかし交通ルールがあまりよく分かっていないうちはゆっくり走ろうと思っています。
 またサッカー大国であるドイツには市内にたくさんのアマチュアサッカーチームがあり、今まで三つのチームにアポイントメントを取りに行きましたが、どこも人数が多すぎてこれ以上は受け入れることができないと断られています。しかしあきらめずにどこかのチームに所属できるようにして、いつかドイツでデビューを果たしたいと企んでいます。
 留学前にドイツ人は少し冷たいと聞いていましたが、自転車屋の人や各サッカーチームの方々は私の拙いドイツ語を一生懸命聞き取ろうとしてくれ、丁寧な返答をしてくれます。まあ冷たい人もいましたが、それでも時々感じるドイツ人の温かさが、今一番うれしく感じることができる瞬間です。

○学校生活
 アウクスブルク大学はとても大きい大学ですが大学内に池があり、そこにたくさんの鴨がいる風景は少し滋賀県立大学と似ているような気がします。
 大学ではドイツ語の授業を取っていますが、履修登録前にクラス分けテストが行われました。テスト内容は穴埋め問題でしたが非常に難しく、悲惨でした。今は六クラス中、下から三番目のクラスにいますが、周りの留学生のレベルに比べたら自分はまだまだなんだと痛感します。しかしその環境で頑張っていけばきっと語学力も伸びると信じてがんばろうと思います。
 ここにきて一か月ほどしか経っていませんが、伝えることの難しさや重要性に気づかされました。大学でも日常生活でも周りは外国人ばかりです。もちろん日本語など通じません。あまりコミュニケーションをとることが得意ではない僕ですが、なるべく外に出てお店の人やサッカーチームの人に話しかけようとはしています。自分の中ではそれは小さいながらも成長ができている証なのではないかと思います。今後様々な人と出会っていく中でもっともっと積極的になれるように頑張っていきたいです。

大学構内1
大学構内1
大学構内2
大学構内2
寮1
寮1
寮2
寮2