アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科  美輪 綾香さん

アメリカ スカジットバレーカレッジ

 こちらに来て半月程が経過しました。Skagit Valley Collegeはのどかで治安もよく、勉強するにはもってこいの環境だと思います。また、シアトルやバンクーバーなどの観光地へも車で1時間程度で行けるので、週末にさっそく友達がバンクーバーまで連れて行ってくれました。こちらでの生活をいくつかの項目に分けて報告したいと思います。

《授業》
 ESLの授業は最初の英語のテストでレベル分けされるので自分に適したクラスを受けることができます。大学レベルの授業は現地の学生もいるので、先生や生徒の発言が聞き取れないことがありますが、先生や友人に質問してなんとか付いていけています。また、大量の宿題が出されますが、時間割の都合上ほとんどが半日で終わるので自主学習の時間は十分に確保できていると思います。こちらの学生は自ら意見を述べるなど積極的に授業に参加していて、受け身なことが多い日本とは違うなと思いました。

《寮》
 部屋は4人1部屋で、共同のリビング・キッチン・バスルームがあり、あとはひとりひとりに部屋が与えられ快適に過ごすことができています。私のルームメイトは珍しく3人ともアメリカ人で、一緒に出掛けたり、夕食を作ったり、宿題を手伝ってくれたりと非常に優しくて、ルームメイトには本当に恵まれたと思います。

愉快なルームメイト
愉快なルームメイト
きれいなバンクーバーの街並み
きれいなバンクーバーの街並み

《英語・会話》
 ESLの授業は先生が外国人向けにゆっくりと喋ってくれるのでわかりやすいですが、ルームメイトや友達の話す英語はスラングや口語表現が含まれているうえに、スピードが早いのでかなり聞き取りづらいです。笑うポイントがわからないこともしばしばあります。よくしてくれた友達に感謝の気持ちすらうまく伝えられないことが非常にもどかしいです。しかし、みんな聞き返せば丁寧に教えてくれます。自分の英語力を伸ばすチャンスは自ら求めればいくらでもあります。焦らず少しずつ成長していきたいです。

《食事》
 私はもともとジャンキーな食べ物が嫌いではないので、特に食には困っていません。また、なぜかルームメイトの1人が週4くらいでみんなの分の夕食を作ってくれるのでアメリカ人の家庭料理のようなものも体験できています。大変だったのは外食の際の注文です。サラダだと思って注文したらパスタがきたり、単品のハンバーガーを注文したつもりがセットだったりします。また、カナダでは周りの人が食べていたフライドポテトの上にチーズやグレイビーソースがドバっとかかったものと同じものを注文したつもりが、私だけ普通のポテトと別皿に1枚のスライスチーズを渡され唖然としてしました。あいまいに「yeah」と答えてはいけない、わからなかったらすかさず店員に聞き返さなければならないと学びました。外食5回目でやっと自分の食べたいものをゲットできました。

初めて注文に成功した記念のクラムチャウダー
初めて注文に成功した記念のクラムチャウダー
ハロウィーングッズ専門店にて発見
ハロウィーングッズ専門店にて発見

 こちらでの生活はまだ始まったばかりですが、じっと待っていても誰かがなんとかしてくれるわけではない、自ら行動しないと何も始まらないということを日々実感しています。実際、教授に連絡を取って日本語の授業にTeacher Assistantとして参加し、新たな友達もできました。今後は何か部活動やクラブにも参加するなどして活動の幅を広げていくつもりです。悩むことも多々ありますが、たった10か月の留学生活をよりよいものにするために、もっと貪欲にアクティブに色々なことに挑戦していきたいです。