アメリカ留学レポート2

人間文化学部 国際コミュニケーション学科  木俣柚紀さん

アメリカ カリフォルニア州立大学モントレーベイ校

 1月に授業は始まりましたが、2月もまだまだ生活を慣らすのが大変でした。今学期はさらに忙しくなって課題やプレゼンや新しい学期の生活に慣れるのにバタバタとしていたら、あっという間に2月も過ぎていきました。留学の2学期目は本当に時間が経つのがより早いとは聞いていましたが、ここまで早いとは思いませんでした。このような感じで3月、4月も早く過ぎていき、気付いたら帰国する5月になって、また気づいたときには日本にいるような気がします。

 さて、今月は、私の大学生活で一番重要で意味のあるプレゼンテーションをした月でした。日本にいるときもここに来てからもプレゼンは何回もありましたが、ここまで考えていかに伝えようと努力したのは初めてでした。テーマは「グローバル人材とは」というもので、それを日本に留学したアメリカ人学生3人グループと日本人留学生3人グループが日本語学科主催の講義のような場でプレゼンをするというものでした。私はその中で留学経験から学んだことを話しました。そもそも、なぜ私がプレゼンことになったかというと、前学期日本語学科の先生のクラスを取っていたのですが、前学期何回か授業でしたプレゼンを評価してくださって、その先生が私を推薦して、私と残りの二人がやることになりました。簡単に言うと、ここには日本人留学生が30人ほどいますが、その中で先生が3人推薦したという事です。正直、もっと英語ができる日本人留学生がいるのになぜ私が選ばれたのかいまだにわかりませんが、私を評価してくださって光栄でした。話を聞いたときは別にExtra Credit も出るわけでもなく、授業でもなく、他の自分の授業で忙しく、次の日にプレゼンがあったのでやめようかと思いましたが、せっかくの与えられた機会で二度とないと思ったのでやってみることにしました。与えられた3分の時間でこの半年間を語れるはずがないので、本当に伝えたいことをいかに伝えるかに苦労しました。授業ではないので当日はわざわざプレゼンを聞きにくる人たちに聞いてよかったと思えるようなプレゼンをしようと強く思いました。どうせ日本人だからスクリプトを見ながらアイコンタクトの少ないプレゼンをするのだろうとかも思われたくなかったので、プレゼンで言うこともすべて覚えてはっきりと話すようたくさん練習もしました。先生や友達に文法などを変えてもらいましたが、何回も内容を変えたり、どう伝えるかという事に苦労して精神的に疲れました。終わってからは先生をはじめ、日本人・アメリカ人の友達から良かったと聞けて本当にうれしかったです。短期間ではありましたが、ここにきて一番日本での自分、過去の自分、日本の文化とアメリカの文化、留学についてよく考えた時期でした。留学が終わるまで3か月もないですが、ラストスパート、頑張っていきたいと思います。

日本語学科のアシスタント中
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