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アメリカ留学レポート1

国際コミュニケーション学科  中嶋 紗也子さん

アメリカ ミシガン州 フェリス州立大学

 私は現在、ミシガン州のビッグラピッズにあるフェリス州立大学で勉強をしています。「アメリカは危険だ」とよくいいますが、ビッグラピッズはとてものどかで日本と同じくらい安全な街です。また、田舎なのでショッピングモールのようなところはあまりありませんが、勉強するぞ!!という人にとっては最適な環境です。バスに乗れば近くの大型スーパーや他の街へ買い物に行けるのでそれほど問題ありません。
 フェリスには毎年多くの学生が留学してきます。国籍は、中国、韓国、ベトナム、インド、トルコ、サウジアラビア、ナイジェリア、ブラジル、フランス、オランダ、ドイツ、リヒテンシュタイン、フィンランドなどと様々です。

大学の図書館(外観)
大学の図書館(外観)
学食
学食

 留学当初、今までに受験のリスニングなどで聞いてきた英語のスピードと、ネイティブの英語のスピードとの違いにとても戸惑いました。本当に全く違います。最初にそのことを実感したのは空港でホテルまでのタクシーを呼ぶためインフォメーションデスクで電話を貸してもらった時でした。ホテル職員の話すスピードが速すぎるうえに電話越しなので相手の口を見て読み取るということもできず、何回も聞き直して、結局デスクの職員さんに助けてもらいました。このときやっと自分がどれほど日本で怠けていたかを実感しました。
 正直、自分のリスニング力には多少なり自信がありました。しかし、このときその自信が一瞬で不安に変わったのです。また、今まで勉強してきたのはリーディング・ライティング・リスニングが主で、スピーキングにおいては授業以外では全く勉強しませんでした。彦根にあるJCMU(ミシガン州立大学連合日本センター)でアメリカ人の学生と少し話したくらいです。オリエンテーションではその不安が邪魔して他の留学生とあまりしゃべれず、その機会にあまりたくさん友達を作ることができなかったのであとでとても後悔しました。

オリエンテーション前々日に他の留学生と
オリエンテーション前々日に他の留学生と
寮のロビー
寮のロビー

 授業が始まり、わたしは留学生向けのGrammar、アカデミックのReading, Writing, Art、専門として Interpersonal Communicationを取りました。最初は思っていた通り、アカデミック・専門の授業で教授や生徒の話すスピードについていけず、授業を録音して何度も聞いたり、教授に質問しに行ったりしていました。課題の量も半端ではなくたいてい週末には課題に追われていました。それほど英語が話せるわけでもないので授業内の議論では積極的に発言せず、毎回の授業が怖くてしかたありませんでした。
 また、自分の悪い癖で「理解しているふり」をしてしまうのです。議論中にみんなが話していることを聞いていて話している人と目が合うと、さもわかっているかのように反射的に首を縦に振ってしまいます。そのあと「あなたはどう思う?」と聞かれると、「今更、わからないなんて言えない…」と思ってとりあえず「さあ…」と返して会話が終了。本当にこれは相手にも申し訳ないですし、まったく自分の為にもなりません。今、その癖を直そうとしているところです。

 更なる問題は同じくフェリスに留学してきた日本人との関係です。今まではフェリスに留学してくる日本人は1人いるかいないかというくらいだったのですが、今年はわたしを含め4人でした。もう想像がつくかとは思いますが、日本人で集まってしまうのです。
 また、私のルームメイトがそのうちの一人で、部屋に帰れば日本語を話さざるをえない状況になってしまいました。最初は、日本とは異なる環境で不安なので一緒にいたのですが、だんだん「ここまで来てなぜ自分は日本語を話しているのだろう。なんてもったいないことをしているんだ!」と思い始め、少しずつ離れることにしました。
 今まではパーティーなどへ一緒に行っていたのですが、私だけ行かなかったり、違う団体のイベントへ一人で行ったりするように努めています。
 また、もう一人の日本人の学生もそれを感じていたらしく、二人で話す時は英語で話すようにしました。食事をとる時は、私は一人でゆっくり食べるのが好きなのですが、留学生の友達を見つけたら一緒に食べることにしています。私の性格や日本人の学生たちと今まで仲良くしていた分、完全に離れることはとても難しいです。しかし、少しでも行動することで自分の為になると思っています。

留学生のみんなでナイアガラへ
留学生のみんなでナイアガラへ
留学促進イベントにて
留学促進イベントにて

 このように問題だらけ(大抵は自分のせいですが)の私の留学生活前半ですが、今、留学しようと思っている人たちに言えることとして
1.留学先はなるべく日本人がいないところを選んだほうがいい(もちろん専攻のことを一番に考えてください)
2.あらかじめしっかり勉強しておく(特に単語。リスニングについてはBBCやCNNのホームページでニュースを見るとよいと思います)
3.JCMU(ミシガン州立大学連合日本センター)へ通い、アメリカ人の友達を作ってたくさんスピーキングの練習をしておく(今から友達をつくっておくとアメリカに行った時に家に招いてもらえるかも)
の三つが挙げられます。また次の寄稿の時に追加するかもしれません。
 とりあえず今は、自分の英語力向上のためにどうすればいいか毎日必死で考えています。留学する前は「アメリカに行けば英語なんてペラペラになる」と思っていましたし、そう考えている人も少なくないでしょう。全くそんなことはありません。
 日本にいていてもアメリカに留学していても、自分から動かなければ何も習得できないのです。私はここに来てからそのことに気づきました。これから日本で怠けていた分を取り返す勢いで頑張るつもりです。もちろん、せっかくアメリカに来たので旅行などもめいっぱい楽しもうと思っています。

交換留学生・インターナショナルオフィスの人たちと
交換留学生・インターナショナルオフィスの人たちと

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