アメリカ留学レポート

国際コミュニケーション学科  松岡見朋さん

Saginaw Valley University

 私の留学先はアメリカのミシガン州のサギノ―バレー州立大学(Saginaw Valley University)である。
 ここサギノ―バレー州立大学は自然に囲まれたキャンパスで、キャンパス内を歩いているとリスや鳥などの動物を見ることができ、少し滋賀県立大学に似ているところがある。気候は日本のような蒸し暑さはなく、暑くてもまだ過ごしやすい爽やかな天気だ。
 私が住むことになった寮は、キャンパスから歩いて5分ほどのところにあり、寮の中もとても綺麗で快適である。ここに来て驚いたことは、人々がとてもフレンドリーだということである。知らない人でも、すれ違うだけでまるで知人であるかのように、笑顔で挨拶してきてくれる。日本ではめったに見られない素敵な光景の一つであると思った。
 ここに来てからの1か月は、オリエンテーションや履修登録などで慌ただしく、自分でも驚く位にあっという間に過ぎた。現在、私は来てから最初の学期ということで、ELP(留学生向けの英語の授業)をとっており、月曜日から木曜日まで毎日3コマ、リーディング&リスニング、ライティング、グラマーの授業を受けている。正直グラマーなどは高校の英語の授業で習ったことのある文法ばかりであるが、それを英語だけで学んでいるのですごく新鮮である。また違う国から来た人々と、一緒に授業を受けるのも新鮮である。サギノバレー州立大学には、中国とサウジアラビアからの学生が多く、一方の日本人留学生は私を含めて3人だけである。

寮の近くの風景
寮の近くの風景
寮
イメージ1

 ここに来て他の留学生と関わる中で、文化の違いをよく感じる。日本に居る時も、学校の留学生や日本語のボランティアで外国人と接する機会が多かったけれども、彼らは日本に来ているので、もちろん日本の文化を知っており、日本語も話すことができる。そして、彼らは日本では何が失礼に値して、何が礼儀正しい振る舞いなのかを少なくとも知っている。
 しかし、ここで会う人たちは、ほとんどの人が日本の文化を知らないので、たまに驚かされることがある。例えば、授業に遅刻してきたのにも関わらず、ドアをノックして入ってくるなど、日本では失礼に相当する光景をよく目にする。ここで大切なことは、彼らは故意的に失礼に振舞おうとしているわけではないということである。これは文化の違いから来る、行いであるということをしっかり理解しなければならない。
 これからも、いろんな国の人と関わる上で、バックグランドの違いをしっかり頭に入れておきたいと思う。

イメージ2

 新しい生活や課題に追われて、あっという間に過ぎた秋学期。この学期で一番記憶に残っていることは、私が所属しているInternational Students Club (ISC)のクラブ活動である。
 ISCは留学生だけでなく、他の国に興味のある学生であれば、留学生でなくても加入することができる。毎週火曜日にミーティングがあり、そのミーティングでは、近日開催されるイベントの紹介、またイベントの企画もする。
 また、毎週各国の国の学生が自分の国についてプレゼンテーションする機会がある。私たち日本人もプレゼンテーションをする機会があり、日本の地形や気候、日本へ来たらぜひ訪れてほしい場所について紹介をした。自分の国について、正式的に発表する機会はなかなかないので、貴重な体験であった。ISCのクラブ活動で一番印象に残っていることは、Homecomingの時にクラブに所属しているメンバーでInternational Parade を行ったことである。Homecomingとは、アメリカの大学でよく見られる卒業生向けのキャンパスイベントである。その際に、各国の国旗を持ってキャンパス内をクラブのメンバー達と歩いて、パレードを行った。

 ここに来て、よく自分は日本人なのだということに改めて気付かされる。日本にいる時は、もちろん回りの人はほとんど日本人なので、日本のことについていろいろ尋ねられる機会は少ない。
 しかしながら、ここにいると、先生やいろんな国の友達によく日本について尋ねられる。また、今回のように日本のことについてプレゼンテーションをしたり、パレードで日本の国旗を持って歩いたりなど、日本ではなかなかできない貴重な体験を通して、自分は日本人の代表としてここにいるのだということを感じさせられる。
 ここに来てもう一つ気付いたことは、自分は知っているようで自分の国について知らないことが多いということである。他の国のことを学ぶのも大切であると思うが、自分の国のことについて学ぶことも同じように重要であるということに気付いた秋学期だった。