平成28年 新年のご挨拶<学生向け>(2016/01/04)
平成28年 新年のご挨拶 学生向け
県大生は「逞しさ」を身につけよ
学生の皆さん、明けましておめでとう。
皆さんは企業や地元からどのように評価されているか知っていますか。
県大生は「真面目で、おとなしい」がもっぱらの評判です。「礼儀正しい」とも聞きます。それはそれで立派なことです。しかしこれからの社会を生きるために、もうひとつ身につけて欲しいものがあります。それは「逞しさ」です。
この先皆さんは、国内の幅広い世代は勿論のこと、グローバル化に伴って海外の人々とのつきあいも増えていきます。自己主張の強い相手と渡り合い、時に競うなかで主体性を貫くには「逞しさ」が要ります。しかし目指すのは、相手を理解し、折り合いをつけ、協働していくことですので、必要なのは剛直ではなく、しなやかな「逞しさ」ということになります。
ではどうしたらそれが身につくのでしょうか。私は皆さんの多くがそのヒントを得ていると思います。留学生と意見交換したり、地域の皆さんと地域課題に向けて話し合ったり、また国外に出て海外の学生と交流するなかに、ヒントを見たと思います。そこのところをのばして下さい。まだ実感していない皆さんは、これらの活動に積極的に参加して下さい。本学はそれを支援していきます。
皆さんの健闘を祈って、新年の挨拶とします。
2016年元旦 滋賀県立大学学長 大田啓一